「友情ゆえの終焉」勝負(かた)をつけろ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
友情ゆえの終焉
原作は「ラ・スクムーン」と同じ。私はこちらの方が好きだ。ベルモンドが若く真面目に演技する、モノクロの良さに「冬の猿」で目覚めたからかもしれない。原作にはあったであろう箇所を削除してすっきりとした構成になったのでポイントが明確になりぶつ切れにもならず映像も美しかった。二人の男の友情とそれ故の友情の終わりが乾いた感じで描かれていてとても良かった。
キャスティングは、グサヴィエもその妹もこちらの方が説得力あって良かった。若いベルモンドもいいなあ、演技派。ゴダールも見てみようかなあ。
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シネマディクトさんのコメント
2022年9月11日
でも、ジョゼさん、作家や脚本家としては有名な方で、ベルモンドの『オー!』の原作はじめ、アラン・ドロンと組んでフィルム・ノワール作品を随分作ってますね。
シネマディクトさんのコメント
2022年9月11日
おっしゃる通り、ジョゼ・ジョバンニは、本作では原作、脚本、セリフのみ担当、『ラ・スクムーン』で、監督もしていますね。思い入れがつよすぎちゃったなかな?