勝負をつけろ

劇場公開日

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解説

暗黒小説の作家ジョゼ・ジョヴァンニの小説『破門僧』を原作に、彼自身と、「穴」を遺作として死んだ監督ジャック・ベッケルの息子ジャン・ベッケルが共同脚色、ベッケルが監督した異色ギャング映画。ジョヴァンニが台詞も担当している。撮影はギスラン・クロケ、音楽はクロード・ノルマン。出演は「雨のしのび逢い(1960)」のジャン・ポール・ベルモンド、「非情の町」のクリスティーネ・カウフマン、「素晴らしき恋人たち」のピエール・ヴァネック、「顔のない眼」のベアトリス・アルタリバなど。

1961年製作/102分/フランス
原題:Un Nomme La Rocca
配給:映配

ストーリー

山師で、またの名を“ラ・スクームーヌ”(破門された人)というロベルト・ラ・ロッカ(ジャン・ポール・ベルモンド)は、ヤクザの出入りで無実の殺人罪に問われた友人アデ(ピエール・ヴァネック)を救うためマルセイユにやってきた。戦争が終って間もないころだ。彼はヤクザの間を情報を探し回るが、酒場を恐喝して歩いていたアメリカ軍の脱走兵一味と乱闘となり、得意の抜射ちで相手を射殺するが自分も腹部に重傷を負い投獄されてしまう。中央刑務所--独房にいるアデに会うためロッカは故意に規則を犯して自分も独房に入る。アデは意地の悪い看守にいじめられ焦枠していた。ロッカは手に入れたナイフで看守を脅し、やがて二人はそろって雑居房入りとなる。アデにはジュヌビエーブ(クリスティーネ・カウフマン)という美しい妹がいた。時折り面会にくる彼女はロッカを心から愛し、ロッカもまた妹のように可愛がっていた。刑期を軽減するという約束で二人は他の入獄者とともに不発のまま埋もれている地雷原の発掘作業に加わった。この危険な作業で多くの囚人が爆死した。アデは自分を助けるため心身ともに消耗しているロッカを見かね、昼食時ひそかに彼の作業を代行しようとし、爆発した地雷のため左手首を失った。--二人は出獄した。パリのアパートに身をおいた二人とジュヌビエーブの新しい生活が始まった。だが金がない。ノルマンディーに売り物の農場を見つけた。アデは自分を売った昔の親分ネバダを脅し四百万フランを巻き上げる。が、ネバダは子分を先にロッカとジュヌビエーブのいるアパートに差向け金を取返そうとした。ロッカと争ううち子分の発射した拳銃の弾丸はジュヌビエーブの一命を奪った。そこへ農場の権利書を買い取ったアデが帰ってきた。アデは復讐を誓う。が、ロッカは叫ぶ。「すべてはお前の責任だ!」と。二人だけの寂しい埋葬が終った。ロッカは無言のまま墓地を去っていった。

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