勝負(かた)をつけろ

劇場公開日:

勝負(かた)をつけろ

解説

フランスの作家ジョゼ・ジョバンニの小説「ひとり狼」をジャン=ポール・ベルモンド主演で映画化したフレンチフィルムノワール。

1930年代。無実の殺人罪で投獄された親友グザヴィエを救うためマルセイユにやって来たロベルト・ラ・ロッカは、グザヴィエを罠に嵌めたボスを殺して縄張りを奪う。アメリカ人ギャングとの銃撃戦で負傷し逮捕されたラ・ロッカは、刑務所でグザヴィエと再会を果たす。

親友グザヴィエを「わが青春のマリアンヌ」のピエール・バネック、その妹ジュヌヴィエーブを「ポンペイ最後の日」のクリスティーネ・カウフマンが演じた。名匠ジャック・ベッケルの息子で、後に「殺意の夏」「クリクリのいた夏」などを手がけるジャン・ベッケル監督の長編デビュー作。2022年、ベルモンド主演作をリマスター版で上映する「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選3」(22年9月2日~、東京・新宿武蔵野館ほか)で60年ぶりに劇場公開。

1961年製作/106分/G/フランス・イタリア合作
原題:Un nomme La Rocca
配給:エデン
劇場公開日:2022年9月9日

その他の公開日:1962年8月15日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1961 STUDIOCANAL - Da. Ma. Cinematografica

映画レビュー

1.0所謂ノワール系でアレは無いわ。

2022年9月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

役者は皆んな良かったけどなあ。
ストーリーというか脚本がなんともヘンテコ。
あの邦題で痛快な復讐劇から程遠くなるとは…
ほとんど邦題詐欺。
予告編とも相まってすっかり騙された。
アホすぎる不条理なコメディなら有りかもしれんけど、所謂ノワール系でアレは無いわ。
同じ原作の『ラ・スクムーン』の方(原作者のジョゼ・ジョヴァンニ監督)が、もうちょっとマシか?
というか、ベルモンドに「死神」は、それこそコメディ要素がなけりゃ似合うわけない。

その一方で、ノワールな雰囲気バッチリの白黒の映像の方が何気に上手いなあ〜と思ってたら『穴』や『鬼火』のギスラン・クロケだった。
なるほど、どうりで。
最後まで観ていられたのは、このカメラワークの巧さと役者たち。
特に情婦モード役のベアトリス・アルタリバは凄く良かったなあ〜

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osmt

4.0ベルモンドの青春の光と影

2022年9月11日
iPhoneアプリから投稿

この映画が、『ラ・スクムーン』のオリジナルとは初めて知りましたが、こちらの方がすんなりと見やすい印象でした。美しいモノクロ画面に、若いベルモンドのクールなガンマン振りが魅力的です。若すぎてマフィアがビビるような強面には見えないかもしれないけど、フィルム・ノワールと言うより青春ドラマっぽいイメージです。原作者のジョゼ・ジョバンニもベルモンドも、よっぽど思い入れがあったのか、ベルモンドに貫禄がついてからリメイクしたのかも。役者では、ベルモンドのクールさが際立ちます。親友役のピエール・バネックも精悍な感じがいいです。どっかで見たことある役者さんだなと思ってたら、ベルモンドと『パリは燃えているか』に出ていた人でした。

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シネマディクト

4.0友情ゆえの終焉

2022年9月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

原作は「ラ・スクムーン」と同じ。私はこちらの方が好きだ。ベルモンドが若く真面目に演技する、モノクロの良さに「冬の猿」で目覚めたからかもしれない。原作にはあったであろう箇所を削除してすっきりとした構成になったのでポイントが明確になりぶつ切れにもならず映像も美しかった。二人の男の友情とそれ故の友情の終わりが乾いた感じで描かれていてとても良かった。

キャスティングは、グサヴィエもその妹もこちらの方が説得力あって良かった。若いベルモンドもいいなあ、演技派。ゴダールも見てみようかなあ。

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talisman
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