骨までしゃぶれ
劇場公開日:1961年6月6日
解説
アンドレ・アゲの脚本をアゲ自身とアンリ・アンドレ・ルグランが共同で脚色、アンドレ・アゲが監督にあたった暗黒街ドラマ。ジャン・ポール・サッシーがアゲの監督に協力している。撮影はリュシアン・ジュラン。音楽担当はマルセル・スターン。出演するのは「殺られる」のエステラ・ブランをはじめ、ハロルド・ケイ、ジャン・マリー・フェルテ、ピエール・フロモン、リリアーヌ・ブルッスなど。
1960年製作/95分/フランス・スイス合作
原題または英題:Colere Froide
配給:ヘラルド
劇場公開日:1961年6月6日
ストーリー
人妻カトリーヌ(エステラ・ブラン)と道ならぬ恋におち込んでいるランベールが殺された。カトリーヌと逢引きの一刻を過してすぐである。それは又町を襲ったギャングの一人が、ランベールの家にしのび込んだ時刻でもあった。ローラン警部(ハロルド・ケイ)が捜査に乗出した。容疑はすべてカトリーヌに向けられている。彼女は夫アレックス(ジャン・マリー・フェルテ)に不義を気づかれている。現場にはカトリーヌのハンカチ等が残されている……。妻を愛していたが故に、嫉妬の対象ランベールが死んだのは喜ぶべきことだったが、妻が容疑者だと知った彼の悩みは深かった。だがローラン警部はカトリーヌの犯行を信じなかった。夫は愛してないが、ランベールへの執着を持っているカトリーヌが、彼を殺すはずはないと思ったのだ。そしてローランは事件の時に現場にいた第三の男を発見した。それは例のギャングの一人だった。彼こそ事件の目撃者だった。彼はアレックスを真犯人だと指摘した。ローランはギャングとアレックスと対決させた。狂気のアレックスは警察を飛び出すと、カトリーヌを乗せた車を走らせてランベールの別荘へ向う。情事の現場で妻を殺そうと決心したのだ。ローランはすぐにアレックスを追いつめた。別荘でアレックスはナイフでカトリーヌを追っかける。テラスに二人の姿が見えた時、ローランは思わずピストルを握っていた。親友にして殺人犯のアレックスを、彼は涙ながらに撃った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アンドレ・アゲ
- 脚本
- アンドレ・アゲ
- 脚色
- アンドレ・アゲ
- アンリ・アンドレ・ルグラン
- 撮影
- リュシアン・ジュラン
- 美術
- Jean Roland Quignon
- 音楽
- マルセル・スターン
- 助監督
- ジャン=ポール・サッシー
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Catherineエステラ・ブラン
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Rolandハロルド・ケイ
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Alexジャン・マリー・フェルテ
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Lambertピエール・フロモン
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不明Liliane Brousse