黄色い大地(1958)

劇場公開日:

解説

「緑の魔境」「失われた大陸」のレオナルド・ボンツィが製作した記録映画。監督はカルロ・リッツァーニがあたり、撮影は「明日なき愛情」のピエル・ルドヴィコ・パヴォーニ。音楽をアンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノが担当している。ボンツィは一九五七年の二月に自から撮影隊をひきいて中国に渡り、十ヵ月にわたって中国全土、北はソヴェトの国境黒竜江から、南は雲南の奥地まで約二万一千キロを踏破して撮影を行った。中国の入口香港を見物したのち、一行は竹のカーテンの内部に人り、鵜飼、万里の長城、蒙古角力、虎狩り、多くの寺院、美術工芸品の製作などを見物する。そして、中国農民の娘リャン・チイの悲しい嫁入りの物語をたどって、今は昔のこととなった中国の古い習慣を見たのち、目を転じて新中国の現在の生活、生産、治水工事の状況等をキャメラにおさめ、終りに中国の首都北京で行われた国慶節の、五十万の民衆による大パレードのスペクタクルを記録する。かくして、再び香港にたどりついた一行は、一路ヨーロッパへと帰途についたのである。こうした内容をもつこの作品は、一九五八年のブリュッセル映画祭に出品されて、観客投票による最優秀賞と、撮影賞をうけた。製作レオナルド・ボンツィ。日本語版の解説を小山田宗徳が担当。フェラニアカラー・トータルスコープ。

1958年製作/イタリア
原題:La Murag Cinese
配給:東和
劇場公開日:1959年8月15日

ストーリー

※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。

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