二百万人還る・第二話

解説

「夜は我がもの」のシャルル・スパークの脚本により「永遠の争い」のジョルジュ・ランパンが監督した。撮影は「巴里の空の下セーヌは流れる」のニコラ・エイエ。「オルフェ」のフランソワ・ペリエ、「赤い百合」のパトリシア・ロック、ジゼール・プレヴィル(「我が心は君に」)、タニス・チャンドラーなどが出演する。

1949年製作/フランス
原題または英題:Le Retour de Antoine

ストーリー

戦争が終り、四年振りに帰還したアントアヌ(フランソワ・ペリエ)はアメリカ婦人部隊の宿舎で夜勤のバーテンダーになった。若いアントアヌの出現でその夜の宿舎の空気はざわめいた。若い婦人士官たちは各々ひそかに彼を恋人に仕立てて故国の夫や恋人のことを偲ぼうとした。アントアヌはテンテコ舞いの忙しさである。自分自身にもその誘惑を感じた隊長は急いで彼を昼間勤務に廻した。代って夜勤になった老バーテンダーは夜勤は仕事がなくて退屈だとひとりごちている。

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