エマニエル夫人のレビュー・感想・評価
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50年前は衝撃的だったんだけどなぁ
まさか本作が4Kリマスター上映される日が来るとは。この映画の衝撃は、当時十代でスケベで頭が一杯だった男どもにしか分かるまい。高3の冬、全員が18歳になるのを待って陸上部員みんな(女子部員も含む)で鑑賞会に行ったのをよく覚えています。あの頃は、家具売り場で籐の椅子を見ただけで興奮したものでした。
でも、今改めて観ると何とも薄っぺらな映画だなあ。フランス人の勿体ぶった尊大さが鼻に付きます。一緒に観た我が家の妻の言葉を借りると、
「日本アニメの女の子がみんな童顔で巨乳であるのに通じる下衆さを感じた」
との事でした。舞台となったタイの人々がこの映画を観てどう感じるかなんて考えなかったのかな。恐らく屈辱的だったでしょう。でもそれは、現在だから持ち得る視点です。
でも、シルビア・クリステルはやっぱり色っぽかったです。 (2024/1/14 鑑賞)
0080 リアルエマニエル夫人って存在するんやろな
1974年公開
友人とミニシアターに行きました。彼曰く2本立てだ!
なるほど
しかし単なるソフトコアポルノを女性のためのファッション
としてのイメージ戦略を浸透させ大化け、配給収入17億円
って日本ヘラルド凄い。
買付が3千万円だそうで相当なボーナスが配られた(らしい)。
監督は写真家で主演はモデルとくるとイヤらしくないそうな。
ただ中学生にとってシルビアクリステルは全くのオバさん
なのでこの人自体はそそらなかったなあ。
R指定(という一般映画)にするため
数10ヵ所の削除・修正を指導して公開にこぎつける。
60点
初鑑賞 1975年9月16日 セルシーシアタ
年のはじめにエマニエル
夫人を前にして正月のめでたさなどは無意味である。
しかし2024年のこの日に、夫人の美しさにうつつを抜かしていいはずはない。
しかし2024年のこの日に、夫人の美しさ以外何にすがれというのか。
夫人と出会うことは現代の寓話である。
我々はお伽噺の主人公に姿を変えられ、禁断の花園へ足を踏み入れるか否か選ばねばならない。
選んだとして何一つ後悔はないのだけれど
断じてポルノではない
美しい作品だ。シルビア・クリステルの透明感ある美しさはもちろんのこと、淡い画質の全てが美しい。確かにポルノ的要素は満載なのだが、台詞が特に練られていて、カーマストラにも通じる哲学的な語りと、アジアを舞台にした神秘的な要素もあり、性行為が格調高い儀式の様にも見えるような撮影をしている。今日まで「スケベな映画」という間違った認識があったが、これは紛れもないフランス流のロマンチックな作品である。
真実の愛は勃起だ。オルガズムではない…
いや、言いたいことは分かるんだけど、なんか真面目に見るべきなのか笑うべきなのか、わからんです……濃い映画であることに間違いはない。
あとインテリアのセンスがひたすらいい。
本作の意義は21世紀の現代でも変わらない
1974年のバンコク
現代のバンコクは世界中の大都会とさほど変わらない近代的な大都会の光景だ
スクンビット辺りの都心のふとした交差点に立つと見える眺めはそれこそ東京にいるかのように感じることもあるくらいだ
しかし当時のバンコクはどれ程エキゾチックであったのだろう
大ヒットしたテーマ曲と籐のかご椅子に裸で脚を組むシルビア・クリステルのポスターのビジュアルは当時世界中を本作に注目させた
特に女性をこのややもすればソフトポルノと揶揄される映画に詰めかけさせた
しかしテーマは女性の性解放そのもの
ウーマンリブという言葉が生まれ、女性が性を隠さず積極的に求める風潮が始まった頃に本作は正に合致したのだ
フランス語の台詞の響き、アンニュイな雰囲気、美しいタイの風景とエキゾチズム
在バンコクフランス人外交官社会のスノッブな生活
そこにあのテーマ曲
これが他の言語、都市では同じテーマを同じ時期に取り上げたとしてもまず受け入れられないだろう
そして何よりシルビア・クリステルはモデル出身だ
細く華奢で美しく、何よりかわいい
女性が憧れる女性なのだろう
21世紀の女性が本作を観て果たしてどのような意義を感じられるのかはわからない
しかし、それでも全ての女性が性を解放されたかといえばそうではない
現代もなお本作の意義はあるはずだ
何なんだこれは?
流石に今では古臭い。
若干否定的な気分で観ていましたが、音楽が良かった。
それで観続け、終盤のマリオ氏で一気に面白くなった。
ペテン的な気もするし、ただのソフトポルノじゃねぇかって気もするけど、時々名言めいたセリフもあり、何なんだこりゃ??という印象です。
続編も気になってしまう。
そして”太陽と戦慄”が脳内でパブロフ的に鳴りそうで心配です。
音楽加点と、周辺情報を知りたくなってしまう心理で、+0.5点です。
性に奔放な人妻が夫の赴任先のバンコクであらゆる人と交わる映画。 航...
性に奔放な人妻が夫の赴任先のバンコクであらゆる人と交わる映画。
航空機内、レズ、お外、お一人様、なんでもあり!
真っ昼間に観てしまって大失敗でした( ^ω^ )
夜中ならそれはそれでまた違う大失敗になりそうだけどw
私が産まれる13年も昔の映画!
この時代の人からしたらたいそうな衝撃だっただろうな。
途中で飽きて、最後までは観ず。
この女優さんは、エマニエル夫人シリーズのあとイメージを払拭しようとしてセクシー要素を封印した映画に出たらしいけどダメで、結局その後もこういう路線で行くことになったらしい。
不遇だかなんなんだか...
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