荒野のドラゴン

劇場公開日:

解説

アメリカの西部を舞台にしたイタリア製空手アクション。製作はレナート・アジョリーニ、ロベルト・ベッシ、監督はマリオ・カイアーノ、脚本はカルロ・A・アルフィエリ、マリオ・カイアーノ、T・F・カーテク、撮影はグリエルモ・マンコーリ、音楽はブルーノ・ニコライが各々担当。出演はチェン・リー、ピエトロ・ルッチ、カルラ・ロマネッティ、ミクリヤ・カツトシ、クラウス・キンスン、ロバート・ハンダーなど。テクニカラー、テクニスコープ。

1973年製作/イタリア
原題:Shanghai Joe
配給:東宝
劇場公開日:1974年5月4日

ストーリー

凄腕の空手の名手ジョー(C・リー)は、テキサス行きの駅馬車にとび乗った。眼の前に開ける広大な西部の景観はジョーの心を踊らせたが、黄色い肌ゆえに白人たちの風当りは凄まじかった。巨大な岩と砂塵、吹き荒ぶ原野をさすらうジョーが出あったのは、この地方一帯に君臨する悪徳ボス、スペンサー(R・ハンダー)だった。一味は二十人あまりのメキシコ人を金で買い、殺しの標的にするゲームをやり始めたのだ。怒りにかられたジョーは彼らに素手で襲いかかり追い払った。ほとんど皆殺しにされていたが運よく一人の老人だけが助かった。医者を呼びにいったジョーはその帰り、スペンサーの手下に狙撃され、捕われの身となった。だが持前の空手技で難局を切り抜けた。スペンサーに命を狙われながら一人西部を行くジョーは一軒の廃屋に辿りついた。そこに若く美しいメキシコ娘が危険を告げにやってきた。娘はクリスチーナといい、ジョーが助けた老人の一人娘だった。その夜、廃屋で夜を過ごしていたジョーとクリスチーナはスペンサーにやとわれた殺し屋に襲われたがジョーの神技ともいうべき闘術で見事倒した。さらに数日後、クリスチーナが高熱を出し、ジョーは医者を求めて街へ出たが、ここでもスペンサー一味に命をつけ狙われた。酒場におびき寄せられたジョーは銃弾の雨を浴びたが、見事な跳躍で左右に身をかわし、並いるガンマンたちを次々に倒した。ジョーがようやくクリスチーナのもとに帰ると、また新たな敵が待ち構えていた。数本の鋭い大型ナイフを持ち、人を殺してはその頭髪を剥ぐという変質的な兇悪犯であるこの男はジョーの両足を射ち抜き、クリスチーナの美しい髪を切ろうとしたが、ジョーは強力な両腕の技でこの変質漢を地獄に送り込んだ。野宿を重ねながらジョーとクリスチーナはメキシコへの旅を続けていた。一方、街ではスペンサーが新たな殺し屋を雇い入れていた。それは、ジョーと同門の空手の名手ミクリヤ(ミクリヤ・カツトシ)で、かつて二人だけが師匠から免許を許されて以来宿命のライバルだったのだ。ジョーとミクリヤは村の中央にある広場で対決、互いに一歩もゆずらぬ鋭い技でしのぎをけずった。いずれが勝つか紙一重の息ずまった闘争は果てしなく続いたが、ついにジョーはミクリヤを倒した。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5マカロニカンフー(カラテ)アクション。カウボーイになりたい中国人の...

2020年5月3日
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4.0カンフー+マカロニウエスタン!

2014年7月23日
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興奮

幸せ

この映画のDVDを観た瞬間、速攻で借りました。主人公のシャンハイジョーは、ブルースリーとは違う怪鳥音を叫び少し宙に浮いたりして敵を拳で倒します。
敵の殺し屋も変わっていて人の頭皮を集めるリッパー、ドリフのコントみたいな侍などなんかすごいです。
テーマ曲もかっこよく、マカロニウエスタンらしいスプラッターシーンも楽しめます。
シャンハイジョーを演じた人は日本人で他にも「帰ってきた女必殺拳」にも殺し屋として出演しています。
荒野のドラゴンは続編も有りますが主人公を演じる人が変わってつまらないです。

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ナリ
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