愛の言葉(1969)

劇場公開日:

解説

スウェーデン製性教育映画。インゲ・ヘゲラー博士、ステン・ヘゲラー博士、マイ・ブリト・ベルイストレム・バラン博士、ストゥーレ・クルヘド博士の監修・脚本のもと、インゲ・イワルソン、スティーグ・スコーグルンドが製作、監督はトーニー・ウィックマン、撮影はマックス・ウィレン、音楽はマッツ・オルソンが各々担当。

1969年製作/103分/スウェーデン
原題または英題:The Language of Love
配給:グローバルフィルム
劇場公開日:1972年8月12日

ストーリー

性については沢山の偏見がある。その一つは自慰の問題である。自慰行為は悪いものではなくあたり前のこと、むしろとてもいい練習でさえある。女性は自分の最高の快楽を得るために、自分の自慰のやり方を男性に見てもらえるし、お互いの性器の構造、機能を知ることにより、より効果的幸福を求めることができる。図解による構図の説明、モデルを使ってのマルチ・スクリーンに展開される外陰から子宮に至る各機能の働き、興奮期から消退期まで四段階における充血、分泌、膨張、硬化の変化現象及び、大きさ、形、色彩等。また精神的自慰、器具による技術的自慰は個人の喜びや安全感情を高めるのに役立ち、性交への素晴らしい序奏として働く。性交へいたるまでのテクニックの問題がある。一般にペッティングとは男性と女性の肉体的触れ合いの型、主に愛撫のことをいう。男女二人のモデルによる理想的性交が展開され、オルガスム曲線の移動、局部の形と色彩の変化、図解による両性器の働きが克明に、一度に展開され、人間に於ける性反応の神秘と不思議なくらいにメカニカルな人体の機能を知る。興奮に伴う充血作用は人体の新陳代謝を促す。それが愛と知ばれるものかもしれない。一九五六年、スウェーデンでは性教育が実施された。その結果、最近の調査によると千百回の性交に一人の赤児が生まれている。これは避妊の発達を証明するものである。今や避妊は道徳であり、性交に伴う不安を取りのぞく。性における問題は沢山の偏見に満ちている。そのためには何よりもまず正しい知識を学ばなければならない。これはその第一歩、生物学的側面からの性へのアプローチなのである。

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