ドリアン・グレイ 美しき肖像

劇場公開日:

解説

十九世紀が生んだ代表的な「世紀末作家」オスカー・ワイルドの同名小説を現代におきかえての映画化。製作はハリー・アラン・タワーズ、監督はマッシモ・ダラマーノ、脚本はマルチェロ・コシアとダラマーノ、撮影はオッテロ・スピラ、音楽はクリスチャン・シュヴァリエ、ペッピノ・デ・ルーカ、カルロ・ペス、編集はニコラス・ウェントワースが各々担当。出演はヘルムート・バーガー、マリー・リシュダール、マーガレット・リー、エレオノーラ・ロッシ・ドラゴなど。

1970年製作/イギリス
原題:The Secret of Dorian Gray
配給:松竹映配

ストーリー

初夏のロンドン。都心を離れた閑静な画室で、ドリアン・グレイ(H・バーガー)の肖像画が殆んど完成されていた。近頃売だしの画家バジル(R・トッド)は、この絵に異常なまでの創作欲を燃やした。それはドリアンの美貌のためだった。画商のヘンリー(H・ロム)はバジルの最高傑作だと激賞し肖像画を買いとってドリアンに贈った。ドリアンは、絵が永遠の若さを誇り、自分が老いて美しさを失ってゆくことに耐えられない気持だった。もし、それが逆だったら。肖像画が年をとり生身の彼が永遠の若さを保つことができたら……。そんなある日、下町の三流劇場で美しい娘シビル(M・リシュダール)と知り合い、いつしか愛し合うようになった。しかし、社交界にデビューした彼の人気に嫉妬し、苦しむ中でシビルは交通事故にあい死んでしまう。十数年の時が流れた。ドリアンの若さは昔のままで、周囲の人間たちは正確に老いていった。ドリアンの肉体は荒淫と麻薬と背徳にもいささかの衰えもみせず、学友のアランの新妻アリス(M・ロム)も彼の魅力の前にはもろかった。一方、肖像画のドリアンは益々醜く変貌し、彼に苦痛をあたえた。その苦痛がバジルへの憎悪に転嫁し、彼を刺してしまう。そして死体の後始末を学友のアランに押しつけ、拒否する彼に、アリスと同衾した写真をつきつける。ドリアンは肖像画を破り捨てる決心をした。彼がふりかざしたナイフは自分の胸を貫いた。その瞬間肖像画は再生し、元の美しい青年に戻り、その前に、夜会服姿のしわだらけの老人が死んでいた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0若きヘルムート・バーガーの退廃美

琥珀糖さん
2022年8月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1970年作品(イギリス)
イギリスの作家・オスカー・ワイルドの長編「ドリアン・グレイの肖像」が原作です。
貴族階級の青年「ドリアン・グレイ」は自分の肖像画を描いて貰う。
「肖像画が老けて行って自分は若いままで老いなければ良い」と冗談を言ったドリアン・グレイ(ヘルムート・バーガー)
その言葉の通り、その後25年も25歳の若さを保つのでした。
しかし心は邪悪さを増し、男女お構いなく恋愛に興じて、周辺を破滅に追いやる。
初恋の女性は失意から自殺し、遂にはドリアンは老醜を見せる肖像画を描いた画家のトッドを殺してしまうのだった。

ここでドリアン・グレイを演じているヘルムート・バーガーの美しさに触れなければなりません。
金髪(多分染めている筈、本人は栗毛)碧眼(薄めの青色で透明感が有りグレーがかっている)
野性的な目鼻立ちの割には、少年のように細いしなやかな体型が美しい。
またバーガーのファッションも見ものです。
この映画、ちょっとロマンポルノみたいなサービスが多く芸術性は乏しい。
けれども、ルキノ・ヴィスコンティの寵愛を受けたヘルムート・バーガーの魅力はかなり味わえます。
「ルートヴィヒ 神々の黄昏」のルートヴィヒ役。
「地獄に堕ちた勇者ども」の女装。
「家族の肖像」
ヴィスコンテイの後期作品を彩った、そして恋人関係にもあったと言うヘルムート・バーガー。
映画はB級ですが、ラストシーンにはオスカー・ワイルドの非凡な才能が窺えます。
やはり映画って凄い。
50年前の美青年がそのまま息して動いて恋をする。殺人もする。
ヘルムート・バーガーの一生はルキノ・ヴィスコンテイの面影から抜けられなかったらしいが、それもこれも運命なのでしょうね。

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琥珀糖

2.5永遠に若く美しく

SpicaMさん
2022年7月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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SpicaM

3.0適役なんだけど…

2020年8月3日
Androidアプリから投稿

オスカー・ワイルドの原作(1890)を 製作時頃のロンドンを舞台に映画化した

その頃のファッション、インテリア、風俗の変化で 時の流れを表現しているみたいだが、わかりにくい

バーガーがグレイ役にぴったりの俳優なのと、脇を固める面々が個性派揃いだっただけに
残念な印象を受けた
(これは意見が分かれている模様)

やりたい放題なのだが、いまひとつ悪徳が伝わらないような…
〈世にも怪奇な物語〉のアラン・ドロンみたいなのを期待しては駄目なのだろうか?

エレオノラ・ロッシ=ドラゴが セレブ夫人の役で出演しており、中年になっても美しかったのが嬉しかった

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jarinkochie

3.5 永遠の若さにもいつか飽きる

モビさん
2020年7月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

怖い

 評判はまちまちだったので、あまり期待せずに鑑賞。ファンタジーだと割り切って観ればそれなりに面白い。
 確かに永遠の若さや美しさには憧れるが、
それがいつまでも変わらないといずれは
飽きがくる。人間、変化するからある意味
面白い。
 若き日のヘルムート・バーガーの美貌も
楽しめる。

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モビ
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