チャルラータ

劇場公開日:2025年7月25日

解説・あらすじ

「大地のうた」などの「オプー3部作」をはじめとする幅広いジャンルの名作で世界中の映画ファンから敬愛されてきたインドの巨匠サタジット・レイの中期の代表作で、同国の文豪ラビンドラナート・タゴールの小説を自身の脚本と音楽で映画化し、1965年のベルリン国際映画祭で監督賞を受賞した傑作ドラマ。

1880年、イギリスの植民地支配下にあるインド。カルカッタで暮らす裕福な主婦チャルラータは、政治新聞の編集長をつとめる多忙な夫ブパチに相手にしてもらえず寂しい日々を過ごしていた。そんな彼女の前に、ブパチの従弟アマルが現われる。チャルラータはアマルと一緒に過ごすうち、次第にアマルにひかれていく。

2015年9月、レイ監督のデビュー60周年を記念した特集上映「Season of Ray シーズン・オブ・レイ」でリバイバル公開。2025年7月にもレイ監督のデビュー70周年を記念した特集上映「サタジット・レイ レトロスペクティブ2025」でリバイバル公開。

1964年製作/119分/G/インド
原題または英題:Charulata
配給:グッチーズ・フリースクール
劇場公開日:2025年7月25日

その他の公開日:1975年11月29日(日本初公開)、2015年9月12日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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りゃんひさ

4.0 インド映画の先入観を覆すまがいなき傑作

2025年8月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
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sugar bread

2.0 ご無沙汰ジット・レイ

2025年8月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

サタジット・レイの映画は随分前に6本ほど見ているが、久方ぶりの再会である。原作のタゴールは詩人のイメージが強かったので、こんな通俗的な小説を書いていたとは意外だった。
チャルラータがなぜ高等遊民のようなアマルに惹かれたのかがよくわからなかった。居候なのに何もせずぶらぶらしているだけで、かと言って遠慮する気配もない。チャルラータの想いは一方的に燃え上がっているだけで、アマルの方はさほどでもないようだ。チャルラータの感情の吐露は唐突で、相手は当惑するばかり。こうなると可哀想なのは夫で、妻の心変わりに怒るでもなく、ただひたすらむせび泣くという…。
ラストは和解と捉えることもできるのかもしれないが、新たな地獄の始まりにも見える。
ベンガル文字は美しい。ペンで綴られていくのを見ているだけで、ほれぼれする。
レイ以外のインド映画も最近いくつか見てきて、共通するのは女性の置かれた危うい地位という問題だ。

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梨剥く侍

4.0 噂に違わぬ優美な傑作‼︎

2025年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ミリオン座の「サタジット・レイ レトロスペクティブ2025」から一番観たかった作品を鑑賞。

優美という言葉が相応しいか。
噂に違わぬ傑作だった。

1880年(明治13年)、イギリス統治下のインド。カルカッタで裕福に暮らす若く美しい主婦チャルラータ。新聞社を経営する歳の離れた夫は多忙で、ひとり寂しい日々。

大学の休暇で訪れた夫の従弟と一緒に過ごすうち、次第に惹かれていくが。

おそらく初めての恋。
しかし不倫など許されるはずもなく。
たとえプラトニックな恋心でさえ。

チャルラータを演じたマドビ・ムカージーの魅力に酔いしれた。小津作品の原節子さんを思った。

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エロくそチキン2

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