スキャンドール

劇場公開日:

解説

女であることを最大の武器として生きる母と、性に目ざめだした娘の欲望と葛藤を描く。製作はイブラヒム・ムーサ、監督・脚本は「今のままでいて」のアルベルト・ラットゥアーダ、原作はナターレ・プリネット、マリナ・デ・レオ、撮影はダニロ・デジデリ、音楽はフレッド・ボンガストが各々担当。出演はアンソニー・フランシオーサ、ヴィルナ・リージ、レナート・サルヴァトーリ、クリオ・ゴールドスミス、バーバラ・デ・ロッシ、マイケル・コビーなど。

1981年製作/101分/イタリア
原題または英題:La Cicala
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1982年2月20日

ストーリー

ドサ廻りの歌手ウィルマ(ヴィルナ・リージ)は、とある酒場でチカラ(クリオ・ゴールドスミス)という少女と知り合い、二人は共に旅に出た。ある夜、ウィルマが歌うのを見て一目惚れしたウリッセ(アンソニー・フランシオーサ)という中年男が、強引に彼女を誘った。ガソリンスタンドとホテルを経営するウリッセは独身で、ウィルマに早速プロポーズした。やがて結婚式がすみ、美人二人を揃えたガソリンスタンドは大繁盛した。平和な日が続くがウリッセには、ウィルマは性欲が強すぎた。彼女には売春婦まがいのことをしていた過去があった。なじみの客カルブロ(レナート・サルヴァトーリ)はそんな彼女を見ぬき関係をせまっていた。ある日ウィルマは実の娘サベリア(バーバラ・デ・ロッシ)を呼びよせ、女三人、男一人の生活がはじまる。純情だったサベリアも、ある日、ウリッセのいない間にカルブロに身体を与える母の姿をみて、自らもカルブロにせまるが、拒まれた衝動で他の男に身体を与えた。ウィルマの男友達の一人チプリア(マイケル・コビー)が、ウィルマよりサベリアに近づいたことで、嫉妬したウィルマがある日、チプリアを刺し殺してしまう。それを知ったサベリアは母への復讐を誓い、その手段としてウリッセを誘惑した。ウィルマにイヤ気を感じ出していたウリッセはサベリアに溺れてゆく。そしてそれを知ったウィルマは自殺した。母のように慕っていた彼女の死で、チカラはサベリアへの憎悪を強く感じる。カルブロに力をかり、チカラはサベリアを死に導き、ウリッセを残して去ってゆくのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く

他のユーザーは「スキャンドール」以外にこんな作品をCheck-inしています。