ライジング・サン(1980)

解説

旭日昇天の旗の下、大東亜共栄の名のもとに日本軍が大陸侵略に足をふみ入れてから、第2次大戦、広島への原爆投下による大戦終結するまでの十数年の戦いを描くドキュメンタリー。製作・監督はエド・コン。編集はロバート・エンデルソンが各々担当。日本語版監修は小笠原基生。ナレーターは金内吉男。米国防総省、スミソニアン軍事間題研究所、ロンドン国立軍事博物館、米国立記録保存所などのフィルムを使用。

1980年製作/香港
原題または英題:Rising Sun

ストーリー

1920年。ライジング・サン(旭日昇天旗)に象徴される日本軍が、目の前の膨大な大陛、中国を狙っていた。31年、南満州鉄道爆破事件勃発。32年、上海事変に発展し、反日感情が高まる。36年、2・26事件。軍国主義が日本を覆い、日中の全面衝突は間近に迫る。37年、北京が日本軍の手に落ちる。次いで第2次上海事件の効発。中国側の抵抗は予想以上で、流血が続く。ここに、世に言う大虐殺、南京事件が起こる。その死者40万人ともいわれ、中国民衆の抗日意識に決定的な火をつけることになる。こうして戦火は徐々に拡がっていき戦線の悲劇は限りなく続く。

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