桃色の店(街角)

劇場公開日

解説

「天使」「青髭八人目の妻」のエルンスト・ルビッチが製作、監督した映画で「お人好しの仙女」のマーガレット・サラヴァンが「わが家の楽園」のジェームズ・スチュアートと主演する。ニコラウス・ラスロ作の戯曲に基づいて「断崖」のサムソン・ラファエルソンが脚本を書いた者。助演は「お人好しの仙女」のフランク・モーガン、「三銃士(1939)」のジョセフ・シルドクラウト、「美人劇場」のフェリックス・フレサート、「緑のそよ風」のセーラ・ヘイドン等で、撮影は「征服」のウィリアム・ダニエルスが指揮している。

1940年製作/アメリカ
原題:The Shop Around the Corner

ストーリー

ハンガリーの首都ブタペストのとある街角に、中流の客を相手の雑貨店がある。主人のマトチェックは35年間この商売をして、かなりの財産を蓄えたが子供がなく、家庭はさびしかった。それだけに商売は熱心で、店員も六人いる。若いクラリックは9年前に丁稚にきて今は一番の古顔で販売主任格であった。彼よりは年上のヴアダス、再篠あるビロヴッチ、女店員のフロラ、イローナ、丁稚のペピの五人がクラリックの下で働いている。クラリックに対する主人の信用は対したもので、晩食によばれるのも店員では彼一人である。店は夏の買い出しで忙しかった。そこへクララという女が販売係りに雇って貰いたいといってきたが、六人でも多すぎるくらいなので、クラリックは独断で断った。そこへ主人が顔を出したので、彼女は今度はマトチェックに申し込む。折しも一人の女客が来たのを捕らえ、クララはクラリックが売り物にならぬと言って仕入れを断るはずになっていた煙草入れを巧みに売り付けた。クララが店員となりクラリックの胸は穏やかではなかった。二人はことごとにいがみ合った。そのころから主人も無口になり、特にクラリックによそよそしくなった。クラリックは新聞広告で見た見知らぬ女と文通していた。女は手紙で見ると相当教養もあり、美しい処女であるように想像された。面会を申し込めばできるのだか、楽しみがなくなるようでもあり、怖いようでもあり会わないままで文通を続けていた。こうしてクリスマスにも近いある日、理由もなくクラリックはクビになった。その日の晩にクラリックはかの見知らぬ女性と初会見をする約束だったが、失業しては会う元気もなかった。その晩マトチェックの店に訪問客があった。かねてマトチェックが頼んでいた私立探偵で、彼の婦人の恋人は店員ヴァダスだという報告だった。マトチェックが自殺を企てたとき助けにきたのはペピであった。ペピの急報にクラリックは主人を病院へ見舞いに行った。マトチェックは疑ってすまなかったとわび、改めてクラリックを支配人に任命し、ペピも販売員に昇格した。新支配人はヴァダスをクビにし、病気で休んでいたクララを見舞った。彼が文通していた女はクララだった。二人が結婚するのは近々らしい。

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映画レビュー

1.5オリジナルをチャレンジ

2022年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

トム・ハンクスの映画は欠かさずチェックしていたので当時映画館で「ユー・ガット・メール」を観たけど、全く印象に残ってない。なので実はリメイクだったことも覚えていない。今回、ハズレが少ないイメージのジェームズ・スチュアートのDVDが激安で売られていた。 何となく購入したら、本作がオリジナルと後から知って複雑な気持ちになった。これは自分と同じようにつまらなく感じた人が処分した可能性がある、いや、ハズレ少ないしきっと気に入る・・・そしていざ鑑賞!

複雑な話ではないので、手紙相手が誰なのかは早い段階でわかる流れ。
店をクビ~ボスは自殺未遂で病気~共に反省~和解して復職...になるまでの流れが、とにかく話してばかりで心の動きを感じる「間」が少なく感じた印象。気付く場所も店内だから映像的にも面白みがない。橋とかタワーとか洒落た場所だとロマンあるのに・・・。女性を立ち直せるため、わざと手紙を書いた辺りでようやくJ.スチュアートらしい目の動き、いや、心の動きが出てきたから後半は退屈せず観てました。

 個人的には、仕事場で気が合わない人とは何故かプライベートでは気が合うのを思い出しました。

結果は
どっち先に観ても、リメイクだろうがオリジナルだろうが、ダメなものはダメであった。どうしても過去の名作って高評価が多い気がしますが、正直なレビューです。御了承ください。

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はむちん

2.0イヴの夜、若い頃のほろ苦い思い出が…

2021年5月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

クリスマスに向けて、事件と人間関係が
解決していく映画は数多くあるが、
これもそのひとつだろう。
いかにもキリスト教色の出た作品だ。

この手の話の先駆けであるなら、
鑑賞者が後の時代の私であることは申し訳
ないが、類似の物語が数多くあるためか、
ストーリー自体に新鮮味は感じない。
ルビッチ作品としても「私の殺した男」や
「生きるべきか死ぬべきか」に比較すると
切れ味が今ひとつだ。

また、クリスマスハッピーエンド物
としても、フランク・キャプラの
「素晴らしき哉、人生!」には及ばない。

余談ながら、
妻とクリスマスを過ごせないオーナーが
付き合える社員を探すシーンに、
私の若い頃、当時の勤務先の営業所長が
クリスマス・イヴの夜に
「彼女のいない奴は飲みに連れていって
やるぞ」と声を掛けてもらい
御馳走様になったことを懐かしくも、
ほろ苦い思い出として甦った。

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KENZO一級建築士事務所

2.5リメイクという作業を見せてもらいました

きりんさん
2021年4月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

リメイク版に対して泣いて抗議されているレビューがあったので、どんなものかとかえって興味津々。

感想を結論から書けば、リメイク版と言われるメグ・ライアンの「ユー・ガット・メール」は、リメイクというよりはヒントやアイデアをもらったという感じではないかな?

新:旧の比較は、まあこれもありかなぁと思いました。新作がそこまで否定されることもないかと。

旧作=本作では、これは意外なのですが、お互いに手紙を書くシーンが一回も(本当にただの一回も)出てきません。彼女のほうが届いた手紙を読む場面が一回きりあるだけ。
これでは手紙という媒体が間を取り持って、二人の男女がお互いに見知らぬ相手に信頼し、失業の不安も支え合い、そして夢中になっていく、その様子を表現するのはちょーっと無理な気が(汗)
それ故、匿名の文通相手が実は喧嘩友だちの同僚だった!という感動も、旧作では弱くてダメです。観客はおいてけぼりになるのです。
昔の映画はこれで良かったのかもしれませんが。

もし、二人が無我夢中でお互いに手紙を書き、山のような手紙を毎日受けとるシーンが織り込まれていたのなら、それは旧作の勝利は疑いないですが、肝心のそこが無しですからね・・
リメイク版はその決定的な不足分を十分に補っています。
両方観ることによって二つの映画は補完し合いますね。

キャスティングでは、
横暴なワンマン店主と、つっけんどんな店員のジェームズ・スチュワートがミックスされて新作のトム・ハンクスという人物になっているという改編も発見できたりして感心。
今回の鑑賞は「リメイクという作業」を面白く見せてもらった体験でした。

新:旧は、ストーリー的にも、脚本・編集的にも、一長一短。引き分けだと思いました。

両方ご覧になることをオススメします。

(手紙魔、手紙フリークの きりん)

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きりん

5.0ユー・ガット・メールの古典版。

miharyiさん
2021年4月17日
PCから投稿

ユー・ガット・メールの古典、ですね。

こちらの方が、寄り内容が濃く、コメディにも味があり、新鮮な雰囲気がありましたね。

いろんな分野でリメイクも納得。

観てよかった!

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miharyi
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