日曜は鶏料理

劇場公開日:

解説

「三十四丁目の奇跡(1947)」と同じくジョージ・シートンが脚本を書き監督したウィリアム・パールバーグ製作の喜劇で、1949年作品である。原作はジュリアス・J・エプスタインとフィリップ・G・エプスタイン合作の舞台喜劇で、「三十四丁目の奇跡(1947)」の作者ヴァレンタイン・デイヴィースがシートンと脚色に協力した。主役は戦後ミュージカルもので急に人気を得たダン・デイリーと、ブロードウェイのミュージカルの舞台から来て「紳士協定」でアカデミー助演賞を得たセレステ・ホルムで、助演は新人コリーン・タウンセンド、ラジオ・ドラマから来たアラン・ヤング、「三十四丁目の奇跡(1947)」のナタリー・ウッド、ウィリアム・フロウリー及びポーター・ホール「暴力行為」のコニー・ギルクリスト、ウィリアム・カラハン等で、撮影はハリー・ジャクソンが指揮し、音楽はアルフレッド・ニューマンが作曲している。

1949年製作/91分/アメリカ
原題または英題:Chicken Every Sunday
配給:セントラル
劇場公開日:1950年4月11日

ストーリー

1910年、アリゾナのツーサン。エミリイは20年つれ添った夫ジム・ヘフアレンに離婚訴訟を提起しようとしていた。理由は生活費を給与しないことである。で、20年間をふり返ってみよう。エミリイが結婚したジムという男は、気の多い投資家であった。その性格を知った彼女は新家庭をもつと、生活を安定させるために下宿人をおいた。以来ジムはツーサン市内電車会社、バタ製造会社、洗濯屋、オペラ劇場と、次々に手を出しては手離してきた。エミリイはその度に下宿人を増やしては、借金の尻拭いと生活費をやりくりした。どうやら此の様なやりくりもしないで済む様になったら、ジムは銅山に興味を持ち出した。エミリイは家を抵当にしての借金も皆済して、祝宴を開いたところ、彼女には黙ってジムは銅山投資のために、また家を抵当に借金した。娘のローズメリイは内気なジェフリイにあきたらず、ハロルドという新顔の青年に興味を持ちかけていた。父に似て移り気であるらしい。銅山の持ち主カービイから配当が来る頃だと、ジムが考えている時に銅山はクワセ物という噂が立った。家が二番抵当に入ったので、エミリイは離婚を決心したのである。彼女は家も家具一切も失ったと思って帰宅すると、ジムの友人連のおかげで無事だった。ジムは投資家としては失敗者だが、友人連の信用は大きいのだ。エミリイは夫を信じ、苦労を分け合って行くべきだと痛感しジムと和解して幸福を得た。

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