黄金

ALLTIME BEST

解説・あらすじ

 メキシコの町に流れてきたドブスとその相棒カーティンは老人ハワードと出会う。彼らは黄金探しの夢を追って、旅に出ることに。シェラ・マドレ山で砂金を見つけたものの、猜疑心のとりことなったドブスは独り占めを企み……。三人の男たちの旅を通じて人間の欲望を描き出す。ジョン・ヒューストン監督の実父ウォルターが好演し、アカデミー助演男優賞を受賞。

1948年製作/121分/アメリカ
原題または英題:The Treasure of the Sierra Madre

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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

5.0 悪者がインドネシア人からメキシコ人になっただけ

2025年7月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0 やり切ったことで得られた境地

2025年4月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 金鉱採掘はきつくてリスクも高いが、上手くいくとギャンブルやゲームのように夢中になるものなのだろう。だが、金鉱採掘を通じて、欲望に取り憑かれた人間の醜さを目の当たりにしたり、人と人との絆を経験したりする。手垢のついた表現だが、その経験を通じて金よりも大切なことに気づくことができた。人生に納得感をもたらすのは金では無いと。それは想像だけでは達し得ない境地だと思う。欲望に突き動かされて実際に金鉱採掘をやり切ったことで得られた境地だと言える。

 やってみて腹の底から分かることがある。これは金鉱採掘に限らず、あらゆる分野において言える。ウォルター・ヒューストン演じる老人のハワードが「若かったら自分も(仲間を裏切って金を盗むことを)やっていた」と言っていたが、彼もまた散々金鉱採掘を経験してそういう境地に達したのだと思う。

 ストーリーはスリリングで所々笑えるシーンもあり、面白い映画だった。特に、連れの比較的若い二人が金鉱へ向かう途中疲れ果ててぐったりしている中、老人のハワードが元気に豆を食べて喧しくハーモニカを吹くシーンが一番笑った。老人なのに元気過ぎる。また、後味の悪い映画なのかと思ったらそうではなく、気持ちの良い映画だった。

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根岸 圭一

4.0 白黒映画です

2024年11月17日
PCから投稿

面白かったです
前半の長めの伏線がしっかりしているのが 中盤から利いてきますね。 そして ハングリーボガードの名演 というか 怪演というか!こういう役をしっかりやるところがカッコいいですよね。 主人公をこういう風に扱ってこういう風に物語が展開・・・ あまりうまくいきそうにない アイディアですがうまく決まってました。そして 見終わった時にはいい映画だったな という印象が残る。 個人的にはよく似た構成の 恐怖の報酬 よりこっちの方が好きですね。女っけゼロですが

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KIDOLOHKEN

3.5 Easy come, easy go.

2024年7月1日
iPhoneアプリから投稿

興奮

知的

昔の映画の分、技術的描写ひとつひとつのリアリティは現代と見劣りはしますが、物語の普遍性は保たれておりむしろ舞台調の演出がメッセージ性を更に強調してくれてる印象でした。
最初はそこまで腰据えて鑑賞する気は無かったのですが、やはり良いものは良いんでしょうね。最後まで釘付けでした。
個人的に、ハンフリーボガートがこんな汚れ役をするとは思ってなかったのでそこもいい意味で期待を裏切ってくれました。

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吠えない狼

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