剣なき闘い

劇場公開日:

解説

監督よりプロデューサーに転じた故J・J・ウォルター・ルーベンが製作し、「欲望の砂漠」のウィリアム・ディーターレが監督した1942年度作品。「ゼンダ城の虜(1937)」と同じくジョン・L・ボルダーストンとウェルズ・ルートが脚本書下しを協同し「帰郷(1948)」のハロルド・ロッソンが撮影、「故郷の丘」のハーバート・ストサートが音楽を担当している。出演者は「失われた心」のヴァン・ヘフリン、「恋愛聴診器」のライオネル・バリモア、「フィラデルフィア物語」のルース・ハッシー、「凸凹西部の巻」のマージョリー・メイン、「緑の髪の少年」のレジス・トゥーミーのほか、J・エドワード・ブロムバーグ、グラント・ウィザース、アレック・クレイグ、チャールズ・ディングル、モンタギュー・ラヴ、ロイド・コリガン等である。

1942年製作/アメリカ
原題または英題:Tennesse Johnson
配給:セントラル
劇場公開日:1951年1月31日

ストーリー

テネシー州のグリーンヴィルの町にたどりついたみすぼらしい青年がいた。彼の足には鉄の枷がはめられていたが、その破れたズボンを縫う手つきはいかにも器用で、通りすがる人たちをおどろかせた。彼はテネシー州のある洋服屋で奴隷同様にこきつかわれ、この町にのがれて来たアンドリュー・ジョンスンといった。人々から同情された彼は鍛冶屋のミリガンに枷を外してもらい、グリーンヴィルで洋服屋を開業した。そして、仕事の傍らに図書館の司書をするエリザから読み書きを教わっている中に、二人は愛し合うようになり結婚をした。アンドリューは独立宣言書を生活の信条とし、町の平和の維持のためにつくし人望を得るようになり、シェリフに選ばれた。こうして彼の政治生活ははじまり、リンカーンが暗殺されたあとをうけ、第17代大統領に選ばれた。彼をそねむ者は少なくなくスティーヴンス代議士より法律違反で糾弾されたが、大衆は彼の味方であった。立派に大統領の任期を終えたアンドリューはさらに上院議員選挙にも当選し再びワシントンに向った。

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