戦場(1949)のレビュー・感想・評価
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兵士も普通の人間
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脚本家のロバートピロシュは、バルジの戦いで歩兵として従軍、彼の見た戦場なのだろう。題名の割に戦闘シーンはほとんどなく、身を潜めているばかり、平凡な男たちが愚痴をこぼし合い、恐怖に苛まれる様子を淡々と描写、よく言えば戦意高揚でなく生の兵士の脆弱な人間としての側面を描こうとした感傷的なヒューマンドラマ。ベトナム戦争後の反戦メッセージ性の強い映画たちと比べると凡庸な気がしてしまう。
接収した民家での軍人たちの蹂躙、略奪など史実の暗黒面は封印しヨーロッパ戦線で散った息子や父親たちの献身へのレクイエムなのでしょう。アメリカの派兵は戦後の欧州がソ連一色に染められることへの牽制であり政治色の強いものでしたから米兵たちの士気が低いのは止むを得ませんね。名作「プライベートライアン」のライアン2等兵も第101空挺師団で悪天候で予定地点を外れて降下、情勢もつかめぬまま分断、孤立化に追いやられた悲劇の作戦、天候が回復していなければ全滅だったかもしれません。史実では相当悲惨だった筈ですがその辺の描写も希薄です、これなら舞台劇でもよかったでしょう。
勝手に文芸作品と思ってましたが、普通の戦争映画でした。 いや、普通...
勝手に文芸作品と思ってましたが、普通の戦争映画でした。
いや、普通じゃ無いです。
出来の良い戦争映画です。
銃声に変な効果音を付けていない。
戦争映画フリークとして、そーゆーとこ大事です。
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