スタア誕生(1954)のレビュー・感想・評価
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☆☆☆★★ この時ジュディは、スターの座に返り咲いた事で、人生最高...
☆☆☆★★ この時ジュディは、スターの座に返り咲いた事で、人生最高の絶頂期に有った。 映画本編は。その後の彼女の運命をなぞるが如くの内容に、思わず身悶えしてしまう。 何故にこれ程の復活を遂げながら、断崖から突き落とされてしまったのか? ジーン・ケリーははっきりと「MGMの首脳陣の画策」…と語っていたと言う。 「彼女のおかげで稼げたのに!」…と。 この言葉が真実だったならば、映画本編にも同じ台詞が有るのが…。 今ではyoutubeを始めとする動画サイト等を通じて、簡単に彼女の動画が見れてしまう。 その昔ではそうは行かない。「何とかして彼女の映画を集めたい!」週末には渋谷に有った《すみや》を始めとして輸入ビデオ店を周る日々。当時はビデオも高額で、絶えず続く金欠は辛かったなあ〜(。-_-。)しみじみ 映画本編は、観ていてどこか野暮ったく感じてしまう。 監督ジョージ・キューカーは、女性映画を撮らせたら当時No.1の異名を取っていて。確かにドラマパートのエモーショナルな場面は素晴らしいとは思うのだけど。洗練されたMGMミュージカルとはちょっと違い。どことなく重ったるいワーナーミュージカルっぽさが漂っている。 作品中のナンバーで、過去を振り返る場面が有り。その場面がそもそも、彼女自身の生い立ちからガムシスターズとしてショービジネスへの道を歩み出す人生と重なり合い、様々な想いが交錯する。 この場面の台詞で、彼女は「Show must go on」と言う。 当時のアメリカでは、彼女はこう呼ばれていた。 【Miss show Business】
ジュディ・ガーランド
1976年のバーブラ・ストライサンド版もよかったが、このジュディ・ガーランド版もよかった。 人気スターの男(ジェームズ・メイソン)が歌のうまい女の子をスカウトし、スターに育て上げるが、自分は落ち目になってしまう。 歌も踊りも最高で、彼女自身を投影したかのような男への対応は、何とも言えないやるせなさが伝わってくる。
この映画は一生忘れないでしょう
主演のジュディ・ガーランドに魅入ってしまい、途中までミュージカルと気付かなかった。 ミュージカルとしての対比は「ダンサーインザダーク」。 主題としてのそれはフェリーニの「道」、あたりかな? フィルムが欠損している部分がスチールに置き換えられてるのが残念。 それでも文句なしの100点。
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