忍冬の花のように
劇場公開日:1980年10月25日
解説
地方都市を巡業する1人のミュージシャンの自由放奔な生活を中心に彼をめぐる2人の女の愛と葛藤を描く。製作総指揮はシドニー・ポラック、製作はジーン・タフト、監督は「青春の暴走」のジェリー・シャッツバーグ。ゴスタ・スティーヴンとグスタフ・モランダーの原作を基にキャロル・ソビエスキー、ウィリアム・D・ウィットリフとジョン・バインダーが脚色。撮影はロビー・ミュラー、オリジナル・ソングはウィリー・ネルソン、編集はアラム・アヴァキアン、ノーマン・ゲイ、マーク・ローブ、イヴァン.ロットマンが各々担当。出演はウィリー・ネルソン、ダイアン・キャノン、エイミー・アーヴィング、スリム・ピケンズなど。日本語版監修は戸田奈津子。テクニカラー、パナビジョン。1980年作品。
1980年製作/アメリカ
原題または英題:Honeysuckle Rose
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1980年10月25日
ストーリー
アメリカの農牧地帯を歌いながら旅して歩くカントリー・ウェスタンの歌手バック・ボナム(ウィリー・ネルソン)は、年の殆どをこうして各地のステージで送っていた。客でいっぱいの酒場で歌う彼は、しかし、いつしか自分の歌をレコードにしたいと願っていた。長年の親友で、リード・ギターを勤めるガーランド(スリム・ピケンズ)が農夫に戻りたいと言い出すと、バックは“いまに俺たちの時代がくる”といって彼をなだめるのだった。地味ながらもコツコツと稼いで、テキサス州の中央部に家を買える程になっていたバックは、妻ビブ(ダイアン・キャノン)と息子にも恵まれ、彼が地方を廻っている間はその家をビブにまかせていた。そしてバックが帰っている間は、毎日を飲んだり歌ったりの楽しい日々を送っていた。ある日、みなでピクニックに出かけ、いつものように楽しくやっていると、ガーランドの娘で、カレッジを出たばかりの清楚なリリー(エイミー・アーヴィング)が仲間に加わり、そのういういしさにバックはひかれた。それをきっかけに、リリーはバンドの一員に加わることになり少しずつ巡業生活にも慣れていった。そして、ある朝バックと結ばれてしまう。夫の生活についていけなくなっていたビブは、リリーと夫との仲を噂で聞き半狂乱になっていた。彼女はバックのコンサートに姿を現わし、ステージに上がると、突如、自分がバックとの離婚訴訟にふみきったことを宣言した。バックは1人メキシコに姿を消し、リリーは身を引いた。バックの後を追ったガーランドは、海辺の小屋で1人ぼんやりと海をみつめるバックを見つけ彼の口からビブを愛していることを確かめる。酔った2人は、ビブが彼らのためにプロモートしたコンサート会場に向かうのだった。(ワーナー・ブラザース映画配給*1時間58分)
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジェリー・シャッツバーグ
- 脚色
- キャロル・ソビエスキー
- ウィリアム・D・ウィットリフ
- ジョン・バインダー
- 原作
- ゴスタ・スティーブン
- グスタフ・モランダー
- 製作総指揮
- シドニー・ポラック
- 製作
- ジーン・タフト
- 撮影
- ロビー・ミュラー
- 歌
- ウィリー・ネルソン
- 編集
- アラム・アバキアン
- ノーマン・ゲイ
- マーク・ローブ
- エヴァン・ロットマン
- 字幕
- 戸田奈津子
受賞歴
第53回 アカデミー賞(1981年)
ノミネート
主題歌賞 |
---|