料理長殿、ご用心

劇場公開日:

解説

ロンドン、パリ、ベニスの有名レストランで次々に起こる料理長殺人事件をコメディ・タッチで描く。製作総指揮はマーブ・アデルソンとリー・リッチ、製作はウィリアム・アルドリッチ、監督は「おかしな泥棒 ディック&ジェーン」のテッド・コッチェフ。アンとアイヴァンのライアンズ夫妻の原作を基にピーター・ストーンが脚色。撮影はジョン・オルコット、音楽はヘンリー・マンシーニが各々担当。出演はジャクリーン・ビセット、ジョージ・シーガル、ロバート・モーリー、ジャン=ピエール・カッセル、フィリップ・ノワレ、ジャン・ロシュフォール、ルイジ・プロイエティ、ステファノ・サタ・フロレス、マッジ・ライアン、フランク・ウィンザー、ピーター・サリス、ティム・バーロー、ジョン・ルメスリエなど。

1978年製作/アメリカ
原題または英題:Who is Killing the Great Chefs of Europe?
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1979年5月5日

ストーリー

バッキンガム宮殿の調理場では、グランド・シェフの指揮のもとで、世界一流のシェフたちが忙しく働いている。オードブルは、ロイヤル・グリルのシェフ、ルイ(ジャン=ピエール・カッッセル)のハトの包み焼きそして最後を飾るデザートは、70ポンドもあるボンブ・グラッセ。作るのは、ニューヨークからやってきた世界一のデザート・シェフ、ナターシャ(ジャクリーン・ビセット)。爆弾という意味のそのアイスクリームのデザートは、最後に火が点けられるというものだ。そのころ、王室晩餐の主催者マックス(ロバート・モーリー)は、主治医から「減食しなければ、あと半年の生命」と言われ、ショックを受けていた。グルメのための料理雑誌を主宰し、美食家として権威をもつマックスにとって減食は死よりもひどい仕打ち。シェフたちが、芸術ともいえる料理を生み出す限りマックスの生命は縮まる。マックスの頭に浮かんだのは、自ら選び抜いた「世界のシェフ・ベスト4」--ルイ、ロブスター・カルチオフィ風のゾッピ(ステファノ・サタ・フロレス)、プレスド・ダックのムリノー(フィリップ・ノワレ)、そしてナターシャの4人だった。一方、ロンドン郊外では、ナターシャのもとの夫ロビー(ジョージ・シーガル)が、ヨーロッパ全土にオムレツ・チェーンをつくろうと準備中。ルイとナターシャが女王陛下からお誉めを賜わった日の夜、ルイがオーブンの中で焼かれて死んだ。続いて、ゾッピの死体が、彼のレストランの水槽の中で発見された。そして、ムリノーも、彼のダック・プレス機で頭を砕かれて…。次は私の番、とおびえていたナターシャだったが、彼女がテレビの料理ショーでデザートに火を点けようとした寸前に、事情を察知してかけつけたロビーに救われた。そのデザートには本物の爆薬が仕掛けられていたのだった。犯人は、なんとマックスの秘書のビーチャム(マジック・ライアン)で、マックスの死を防ぐために、4人のシェフの殺人を考えたのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 ゴールデングローブ賞(1979年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ジャクリーン・ビセット
最優秀助演男優賞 ロバート・モーレイ
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フォトギャラリー

映画レビュー

3.50176 主治医よ、ワタシの命があんた次第でなくてよかったよ。

2024年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1979年公開
なかなか見る機会がなくてようやく観れましたよ。
ジャクリーンビゼット最盛期(いつまでやねん!)が
未来永劫フイルムに残ることは大賛辞。
当時は専門誌でしか味わえなかったが
ここまであまり美食とは縁遠い苦学生だったので
背景には迫るものはなかったものの
ミステリーとしてもそつなくまとまっていて面白い。
間に挟む英国風の洒落た言葉の応酬もいい。
後年の作になるが「ナイブズアウト」のように肩が張らずに
観れるのはイイ!
70点

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NWFchamp1973

3.0珍妙な味わいのグルメミステリーコメディに舌鼓

2024年2月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

萌える

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近大

3.0タイトルなし

2019年6月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ジャクリーン・ビセットは美味しそうでした。ごちそうさま!

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もーさん

3.0サスペンスコメディ。 名のあるシェフが得意料理に因んで次々と殺され...

2017年4月14日
iPhoneアプリから投稿

サスペンスコメディ。
名のあるシェフが得意料理に因んで次々と殺されて行くコメディ色の強いサスペンスという題材の割に、ビジュアルがとても良い。主演を演じているジャクリーンビセット自体が美人というのもあるが、ファッションから街並みまでとにかくオシャレ。それだけでも見る価値ありな作品。
ストーリーも分かりやすい展開をコメディ強目で描いているので気楽に見られた。

あと、なんといっても邦題がオシャレで、珍しく日本版ポスターもゴージャスさと毒々しさが織り混ざったようなデザインで、料理を全面的に押し出したポスターは日本版のみで凄く良い。

それにしてもジャクリーンビセットに紗かかりすぎて面白い。

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NORIDAR

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