サラトガ本線

劇場公開日

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解説

「打撃王」「善人サム」のゲイリー・クーパーと「汚名」「ガス燈」のイングリッド・バーグマンが主演する映画で、ハル・B・ウォリス製作の1943年作品。エドナ・ファーバー作の通俗小説を「嵐の青春」「小麦は緑」のケイシー・ロビンソンが脚色し、「打撃王」「嵐の青春」のサム・ウッドが監督、「ユーモレスク(1946)」「愛の勝利(1939)」のアーネスト・ホーラーが撮影した。助演は「無敵艦隊」のフローラ・ロブソン、「ドーヴァの白い崖」のジョンナ・ウォーバートン、フリーク俳優ジェリー・オースチン、カート・ボイス等で、音楽はマックス・スタイナー作曲。

1943年製作/135分/アメリカ
原題:Saratoga Trunk
配給:セントラル

ストーリー

1875年、ニュー・オーリンズの波止場に、パリ流行の粋なスタイルに一分のすきもない美人がおり立った。黒人の女中と一寸法師の下男に迎えられて、女はランパート街の立派な家にはいった。女はクリオ・デュレーン、パリで母リタの葬式をすますと、母の仇を討つために来たのである。仇はクリオの亡父の家デュレーン家である。クリオという子まである仲のリタを棄てさせ、家柄の娘を嫁に迎えたため、図らずも父を死なせ、母を放逐したデュレーン家に復讐しなければならぬのだ。クリオはランパート街の家を賭博場とし、屋号をデュレーンとした。町は噂にわき立った。家名を誇るデュレーン家は、弁護士を派し、1万ドルを呈供した。クリオはさらに母の遺骨をデュレーン家の墓地に葬らせ、ニュー・オーリンズを引き払って、北のニューヨーク州のサラトガへ向かった。そこにはクリント・マルーン大佐がいるのである。恋と復讐と、クリオを迷わせる彼女の初恋の愛人だ。サラトガにはサラトガ鉄道会社の社長で大銀行家のバート・ヴァン・スチードもいる。デュレーン家を圧倒するためには、この独身の大金持ちと結婚するのが近道である。彼女の思惑どおりバートは想いをよせた様である。併しクリントに会った彼女は真の愛を捨つべきか惑うのである。ところで石炭の輸送路として大切なサラトガ本線を、横領しようという陰謀を、着々と実行している男がある。株主のレイモンド・ソールである。多勢の無頼漢を配下に雇い、夜毎列車妨害をさせるので、乗客はへり、石炭の滞貨は山積する。株価が暴落したところで買収しようという悪計とみえてはいるが、証拠を残さないので、法律的におさえることができない。クリント・マルーンの父親が10年前憤死したのも、同じ様なソールの仕業の結果であった。クリントがテキサスで牧畜をし、勢力を養ったのもソールに父の仇を報ゆるためであったのだ。彼は恋仇ではあるが、ソールを倒そうとする同じ目的のヴァン・スチードに列車妨害の一味を掃蕩することを申し入れ、テキサスから命知らずの牧童多勢を某所に呼び集め、クリオに別れて姿を消した。クリオがバート・ヴァン・スチードと共に仮装舞踏会に赴いた夜、時を同じうしてサラトガ本線では、ソールのギャングとクリントの牧童たちは死闘をつづけていた。正義は邪悪に勝ったが、クリントは重傷を受けたと報じられた。そのしらせに肝をつぶしたクリオの面前に、全身血にまみれたクリントが現われた。クリオは凡てを忘れてクリントを介抱した。デュレーン家への復讐、バートとの政略的結婚──それはことごとく消失せた。一すじに愛に生きる女となったクリオは、クリントにすべてを捧げたのである。

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映画レビュー

3.0バーグマンの名演があってこそ

Gustavさん
2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

イングリッド・バーグマンとゲイリー・クーパーの人を食ったようなお話。どこか「風と共に去りぬ」に似ている。サム・ウッド監督よりセシル・B・デミル監督に合った題材だと思う。列車の衝突シーンは特筆するほどではない。それでも復讐に取り付かれた女性の性格表現が素晴らしいバーグマンの名演は、20世紀を代表する女優のひとりに違いないことを証明していると思う。

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Gustav
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