豪傑カサノヴァ

劇場公開日:

解説

「バリ島珍道中」のボブ・ホープと「忘れじの面影(1948)」のジョーン・フォンテインが主演するコスチューム喜劇で、「腰抜けモロッコ騒動」のポール・ジョーンズが製作した1954年作品。「砂漠の鷹」のオーブリー・ウィスバーグの原作よりハル・カンターと「腰抜けモロッコ騒動」のエドモンド・L・ハートマンが脚色、「腰抜けモロッコ騒動」のノーマン・Z・マクロードが監督した。テクニカラー色彩の撮影監督は「楽しき我が家」のライオネル・リンドン、音楽はリン・マレー。「雪原の追跡」のヴィンセント・プライス、「世紀の女王」のバジル・ラスボーン、「午後の喇叭」のヒュー・マーロー、「カルメン(1948)」のアーノルド・モスなどとともに新人オードリー・ダルトン、ロバート・ハットンが出演する。

1954年製作/86分/アメリカ
原題または英題:Casanova's Big Night
配給:パラマウント映画会社
劇場公開日:1954年8月2日

ストーリー

1757年、イタリアはパルマの町の仕立屋職人ピッポ・ポポリーノ(ボブ・ホープ)は、かねて想いを寄せる後家フランチェスカ(ジョーン・フォンテイン)の許へ色事師カサノヴァに変装して忍びこんだが、先着の本物のカサノヴァ(ヴィンセント・プライス)に追い払われてしまった。さて本物がフランチェスカを口説きにかかると、フランチェスカは、貸金を返してくれというので、夜が明けたら借財は全部整理すると断言した。翌朝、カサノヴァ邸には貸しのある商人たちが大勢押しかけた。ピッポもその中の1人だったが、カサノヴァはピッポをだましてカサノヴァの服とピッポの馬を交換して逃げ出してしまった。折から訪れたジェノア侯夫人と息子ラファエレはピッポをカサノヴァと勘違いし、ラファエレの許婚エレナ・ディガンベッタ(オードリー・ダルトン)が本当に彼を愛しているかを調べてくれと頼んだ。ピッポは気が進まなかったが、成功したらフランチェスカが望みを叶えてやるというのでヴェニスに赴いた。ピッポは早速エレナの寝室に忍びこんだが発見され、召使に捕らえられそうになって逃げ出した。エレナの父は事件をヴェニス総督に報告したが、腹黒い総督は事件を利用してジェノアに戦いを挑もうとした。ピッポはこれに反対したため投獄されたが、フランチェスカの機智で救われ、エレナの愛情を証明する品を入手して首尾よくフランチェスカの接吻をうけた。

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