恋の十日間

劇場公開日:

解説

セルズニック・インタァナショナル1945年度作品最初にラジオ・ドラマ化されガァトルウド・ロオレンスとジェームス・キャグニイがが放送して好評を博したチャアルス・マッティンのストオリイを映画化たもので、きゃくほんんはマリオン・パーソネット。監督は「宝石泥棒」をはじめ「科学者の道」「ゾラの生涯」を経て、最近の「恋文」まで活躍を続けているウィリアム・ディーターレ。撮影は最古参の一人トニー・ゴーディオである。俳優は、フレッド・アステアと共演の音楽映画で余りにも知られているジンジャア・ロジャスと、ニューヨーク劇壇から映画入りをして、オースン・ウェルスの「市民ケーン」にデビューしたジョセフ・コットンが共演し、娘役に成長し、「接吻して話して」等に出演している往年の子役シャアリィ・テンムプルが助演する。

1944年製作/アメリカ
原題または英題:I'll Be Seeing You
配給:セントラル映画社
劇場公開日:1946年8月27日

ストーリー

酔に任せて迫って来た雇主を避けようとして誤って彼を殺し、殺人罪に問われ入獄中だったメァリイは、クリスマスの仮出獄を許され、パィンスヒルの伯父夫妻の邸へ赴く汽車の中で、モオガンという青年と知り合った。彼は技師として働いているうちに招集され、太平洋戦線で負傷し、それが原因で神経病になり、陸軍病院で療養中だったが、やはりクリスマスを過ごすため、パインスヒルのYMCA療養所へ行く途中だった。メァリィは平和な家庭を夢みている娘だったし、モォガンも静かな生活を愛する青年だった。語り合ううち、2人の間には恋が芽生えた。しかし、メァリイは、自分の暗い境遇を打明けることが出来なかった。パインスヒルの伯父夫妻の邸に着いてから、2人は楽しい幾日かを過ごしたが、愛し合えば愛し合うほど、メァリイは、ふとしたことから、モオガンにメァリイが犯罪者であることを話してしまった。あまりにも突然な打撃に、モォガンは気も転倒し、メァリイに一言も残さず、停車場へ去って行った。メァリイはすべてをあきらめ再び刑務所へ帰った。が、その冷たい扉の前にはモォガンが待っていた。気が静まるに従って、彼は心からメァリイを愛していることを悟ったのだった。また逢う日まで、いつまでも、と、彼は彼女の刑期が果てる日を指折り数えて待つのだった。

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