国境のかなたに明日はない

劇場公開日:

解説

1890年代開拓期の砂塵の荒野を背景に、忘れ難い過去をもつガンマンが、血気盛んな若者に示す渇いた愛情を描いた作品。製作はマックス・E・ヤングスタイン、監督はバート・ケネディ、ウィル・ヘンリーの小説をバート・ケネディが脚色、撮影はハリー・ストラドリング・ジュニア、音楽の作曲はモダン・ジャズ・ドラマーのシェリー・マン、主題歌をロバート・ミッチャムが歌っている。出演はロバート・ミッチャム、ロバート・ウォーカー・ジュニア、バート・バカラック夫人で「殺しの分け前 ポイント・ブランク」などに出演のアンジー・ディキソン、デイヴィッド・キャラダイン、ディーン・マーティンの娘のディアナ・マーティンなど。

1971年製作/アメリカ
原題または英題:Young Billy Young
配給:ユナイト
劇場公開日:1971年9月11日

ストーリー

西部の町には血の気の多い若者がゴロゴロしている。カッコいいガンマンに憧れ、いつかは自分の名が町から町へ響き渡ってゆくのを夢みて、無謀なことをやってばかりいた。ビリー・ヤング(ロバート・ウォーカー・ジュニア)とジェシー(デイヴィッド・キャラダイン)もそんな輩である。ニュー・メキシコの小さな町で騒動を起こしたビリー・ヤングを助けてくれたのは、ベン・ケーン(ロバート・ミッチャム)という無愛想なガンマンだった。ベンはローズバーグの町で保安官を勤めるべくヤングを連れて出発した。着くやいなや、町のボス、ジョン・ビーアン(ジャック・ケリー)が現われ、この町に保安官など必要ないと脅して帰った。ビーアンの女リリー(アンジー・ディッキンソン)もベンに町を出るよう忠告したが、ビーアンの用心棒フランク・ブーン(ジョン・アンダーソン)こそ、ベンにとって忘れられない名前だった。父のようなガンマンになろうと背のびした息子はブーンの凶弾に倒れたのだ。ビリー・ヤングはベンに息子を思い出させた。リリーの警告通り次々と殺し屋がこの町に送り込まれてきた。その中にはジェシーもいた。誤って老医師を射ったジェシーをベンは逮捕したが、彼がブーンの息子と知って留置場に入れて人質とした。しかし事情を知らないビリー・ヤングは友だちがいにジェシーを逃した。リリーに事情を聞かされて助っ人をかって出たビリーに、ベンはきっぱり断って、1人対決に向かった。このとき乗り込んできた駅馬車に飛び乗ったベンは、疾走する馬車から次々と伏勢を射ち倒してゆき、待ち構えるブーンもみごとな一撃で地に這わせた。ベンは酒場からリリーをかっさらって駅馬車に放り込んだ。後に残ったビリー・ヤングの胸には保安官バッジが輝いていた。

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