契約殺人
劇場公開日:1963年1月13日
解説
ベン・シムコーの脚本をアーヴィング・ラーナーが監督した暗黒街もの。撮影はルシエン・バラード、音楽はペリー・ボトキン、製作はレオン・チューラックである。出演者はTV「ベン・ケーシー」のヴィンス・エドワーズ、キャプリス・トリール、フィリップ・パインなど。
1958年製作/アメリカ
原題または英題:Murder by Contract
配給:コロムビア
劇場公開日:1963年1月13日
ストーリー
ニューヨークに居を構えて合衆国全土に殺人シンジケートを操るブリンク氏なる影の人物は、非人道的な方法で巨額の利益を得ていた。ある日彼の輩下のムーンのアパートに若い殺し屋が訪れ、ムーンの依頼した契約を済ませて金を取ると、ブリンクの命令通り、知りすぎていた、ムーンをも眠らせた。男の名はクロード(ヴィンス・エドワーズ)。商科を専攻して計算機のエキスパートの彼は野心家でまた用心深く、精密な数式のように行動し、相手に一番ふさわしい方法で仕事を片づけるので暗黒街でも信用されていた。ブリンクから2人の部下を通して新しい仕事の依頼があった。相手の名も言わず、厳重な警察の保護下にある連邦裁判の重要証人を消せというのだ。契約書は5千ドル。ロサンゼルスで2人の部下に落ち合ったクロードは、しかし、一向に仕事にかからない。あと4日というの日、彼はホシの名を聞いてから丘の中腹にあるその家を双眼鏡で調べたが女の姿しか写らない。大規模な脱税が発覚して起訴された、この地方の大物スマイリーの情婦ビリイ・ウィリアムス(キャプリス・トリール)がホシだったのだ。相手が女と知ったクロードは、女はムラっ気で動きのメドがつかないからと部下を通じてブリンクに再交渉した。そして彼は初めて2度まで失敗した。これを知ったブリンクは大事をおそれてクロード殺しを部下2人に命じたが、彼は部下を片づけて直接ブリンクに1万ドル要求した。警察の網を潜り、女の部屋に入ったクロードは、女の落ち着いた態度と美しさのために初めて手がいうことをきかなかった。数刻後、事態を察知したFBIと警察に追いつめられたクロードは銃弾を体中にあびて、配水管でこときれた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アービング・ラーナー
- 原作
- ベン・シムコー
- 製作
- レオン・チューラック
- 撮影
- ルシアン・バラード
- 音楽
- ペリー・ボトキン