朝やけの空
劇場公開日:1971年11月6日
解説
第二次大戦中のアメリカ。雑多な人種の入り交じるニュー・メキシコを背景に、傷つきやすいハイティーンの世界を現代的なタッチで描いた作品。製作は「1000日のアン」のハル・B・ウォリス、監督は「レーサー」のジェームズ・ゴールドストーン、脚本はマーゲリット・ロバーツ、原作はリチャード・ブラッドフォード、撮影はヴィルモス・ジグモンド、音楽はビリー・ゴールデンバーグ、編集はリチャード・M・スプレイグがそれぞれ担当。出演は「去年の夏」のリチャード・トーマス、同じくキャサリン・バーンズ、デシ・アルナス、・ジュニア、「デザーター」のリチャード・クレンナ、クレア・ブルーム、ジョン・コリコスなど。日本語版監修は川名完二。テクニカラー、ビスタサイズ。1970年作品。
1970年製作/118分/アメリカ
原題または英題:Red Sky at Morning
配給:CIC
劇場公開日:1971年11月6日
ストーリー
1944年夏、アラバマで小型船を製造していたフランク・アーノルド(リチャード・クレンナ)は海軍将校として出征し、妻のアン(クレア・ブルーム)と一人息子のジョッシュ(リチャード・トーマス)はニュー・メキシコの別荘に落ち着いた。寂しさに耐え切れないアンは、日毎、酒に溺れていった。サグラド高校に入学したジョッシュは、スティーニー(デシ・アルナズ)と親友になり、スティーニーの紹介でマーシャ(キャサリン・バーンズ)とも知り合った。若者らしくはつらつとした日を送るジョッシュは、時には学校一の乱暴者チャンゴとの喧嘩であぶない目にもあった。夜ふけに帰宅すると、アンの従兄ジムボブ(ジョン・コリコス)が入り込んでいた。マーシャが貴族趣味のジムボブを嘲笑したため、怒ったジョッシュがスティーニーを誘って、淫乱なベルバ姉妹とのデートの最中に、チャンゴと、相棒で頭の弱いリンドーが襲いかかってきた。ところがチャンゴがリンドーに刺されてしまい、リンドーは逃げた。ジョッシュは父親のフランクから、不在中戸主の役目を務めるようにという手紙を受け取り、母親が解雇した手伝いのモントーヤ夫妻を雇い直した。モントーヤはお礼にと、ジョッシュとマーシャを雄鶏ゲームに案内してくれた。リンドーに尽くすチャンゴの妹ビオラがリンドーに痛めつけられ、怒ったジョッシュとチャンゴはリンドーに対決を迫った。あやうく刺されそうになったジョッシュは保安官に助けられ、リンドーは逮捕された。そのあと凶報が舞い込んだ。父親フランクの戦死である。ジョッシュは大人になった。一家の戸主として毅然とした態度を示し、ジムボブを追い出した。やがて海軍へ入隊する日がきた。駅への見送りにはスティーニーと、2人の女がきた。母親と愛するマーシャである。彼はマーシャとの長い別れのキスのあと列車に乗り込んだ(CIC配給*1時間32分)。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジェームズ・ゴールドストーン
- 脚本
- マーガリット・ロバーツ
- 原作
- リチャード・ブラッドフォード
- 製作
- ハル・B・ウォリス
- 撮影
- ビルモス・ジグモンド
- 美術
- アレクサンダー・ゴリッツェン
- ウォルター・タイラー
- 音楽
- ビリー・ゴールデンバーグ
- 編集
- リチャード・M・スプレイグ
- 字幕
- 川名完次