永遠の0のレビュー・感想・評価
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享年26歳の重み。27にもなって俺は弱すぎる
映画評価:65点
終戦70年目という事で改めて観ました。
日本の勝利より自身の命(家族の幸せ)を優先しようとした一人の勇者にスポットを当てた作品
当時の日本では自由思想は許されず、大日本帝国のために命を捧げることが正義だとされていた。
そんな時代に自身の命を優先させる人間が生きていくには、あまりにも厳しいものがあったろう。
周りと違う思想と行動は生きている間に敵を作る、そして蔑まれ、バカにされ、卑下される。だが死後勇者となるのだ。
彼のおかげで何人かの命が救われ、その救われた人が新しい命を繋いでいく。
この命の行方を通して孫達も変わっていった気がした。弁護士なんて儲けてなんぼといっていた春馬も最後の方では変わっていたと思う。
この作品を通して、私自身も大切なものを実感できた気がする。
【2015.8.7鑑賞】
これが日本ってこと
泣けます!
戦争の時代…日本人には命を投げ打ってでも守るべきものがあった…
男たちは国の外からそれを守り、
女たちは国の中からそれを守った…
決して屈しない大和魂を宿した日本人の話…
もう実話っていっても過言じゃないよ!
自分たちもこの世代の人々に顔向けできるよう、その意志を受け継ぎ守っていかなくては…と思える作品です。
ただ、なんで主題歌をよりによって天皇陛下を批判したあの人に歌わせるのさ…
それだけ残念の星4!内容だけなら星5!
日本人なら、観るんだ!
最後まで一気に見た
あっという間に引き込まれ、一気に見てしまった。随所に伏線がしかれ、最後まで見る者を飽きさせない。
ただ、「なぜ特攻を志願したのか」というこの映画の最大のテーマの答えが明確ではなく、見終わった後もなんだかすっきりしない感じが残った。
岡田准一の迫真の演技がすごくよかった。
特攻隊員を同じ人間とかさて見れる
小説も素晴らしかったが、映画も良かった。
死にたくなかった男が死んだ。という伏線と物語の展開が抜群だと思う。
監督の人の良さか、僕が年を取ったからか、戦争映画にしては軽くも感じたけど、特攻隊員を身近に感じ、戦争の悲惨さがより分かる映画だった。
特攻隊員はその時の教育や環境の上に、もはや人間離れした理解しがたい心理状態だったと思っていたけど、同じ人間なんだと思えた事でより当時の状況の恐ろしさが理解出来た。
しかしフィクションであって、教官の前で偉そうの態度をとったり、大声で死にたくないなどと言うのは作りものっぽくもあり、当時本当にこんな人がいたのか疑いが濃くはなった。
こうだった。というのではなく、こうあって欲しい!と強く願いたくなる映画でした。
宮部とヤクザの親分との絆はグッとくる。
いや、テロ攻撃でしょ
特攻はテロ攻撃じゃない!と主人公はいうが、
テロ攻撃そのものだ。
個を殺して、組織に殉する、それは他の自爆テロと変わりない。
テロ攻撃を美化してはいけない。
国を守るために散った方々の命は尊いのは変わりない。
憎むべきはそこまで追い込んだ軍部だ。組織だ。
全体主義に走りやすい日本人だ。
日本人ならば見とくべきだと思った 最後のなんとも言えない顔。 そこ...
日本人ならば見とくべきだと思った
最後のなんとも言えない顔。
そこを何を考えてるのか考えながら見て終わるのが面白いところだと思いました!
大切なこと
本では読んでいたけど 観ていなくて やっとこさ観た作品
宮部さんの強さ 優しさ 愛情が 本当に心に染み渡る
だんだんと忘れゆく あの時代の真実
誤解して とらわれていっているかもしれない 本当のこと
実際に経験した方々が 少なくなってきている今 こうやってきちんと見直す機会をもらえて こうやって 大切なものを再確認させてもらえて よかった
なにげないこと
ただ 大切な人が隣にいてくれること
ただ 一緒に笑えることがどれほど大切かをしっかりと考えさせられました
何事も無かったように生きる優しさ
人はしてもらった事しかできない。
体を張って自分が犠牲になり、周囲をかばう。周囲に誰よりも優しくできる。その裏で自分はぼろぼろになりながら、悔いなどきっとない。
最近は自分のためにやるべき、なんて言葉を言い続けられたが、自分のためにやろうとしても、ダメだなぁ。
きっとお世話になった人への感謝とか、足りなすぎて、本当にダメなんだ。
大切な当たり前を守るため、それこそ幸せなんだ、きっと。
いや、絶対だ。
宮部さんに会えました。
山崎監督の作品だけにSFXが駆使され、それは1年がかりだったとか。
私が本を読んだときには、既にクランクアップされていました。
なので、私ははじめから岡田准一さんを宮部さんに想定して本を読み進めました。
宮部さんは高身長なため、配役にはいろいろな意見も読者から上がりました。小栗旬さんが多かったのかな?
でも、個性的な小栗旬さんの顔は昭和の顔ではないと思います。
失礼ながら岡田准一さんは、身長的には差がありますが、格闘技や武道をされているせいか筋肉質で、たたずまいがきれいです。
個性というよりは正統に整った顔立ちは昭和の顔だと思いました。
特に岡田さんのファンではありませんでしたが、この配役には納得しました。
同じく原作ファンの母親は、テレビでこの映画のCMが流れた瞬間『宮部さん!!!』と叫んだくらいです。母親は映画のCMと知らずに画面を見たそうです。
原作ファンにとっては、気になるのは配役とストーリー変更です。
ストーリーに関しては600ページのものを2時間でまとめるには無理があるのは承知していました。ただ完璧ではないにしろ『芯』の部分がぶれていなかったのは嬉しかったです。
小説を読みもせず批判している人たちもいましたが、それに反論する人達も決して口にしなかったこと…
この作品は『何故宮部さんは特攻に出撃したのか』という、ある意味サスペンスですから話しちゃいけないことがあります。
目にする度に『みんな愛があるなぁ』と感心していました(苦笑
私は映画館に宮部さんに会いたくて行きました。そして、宮部さんに会えたと思っています。(映画館には8回行きました)
いえ、それ以上でした。
私は岡田さんの宮部さんを想像しながら読み進めましたが、映画を観て本当に驚きました。
私の想像していた宮部さんの表情を超えていたんです。それも遙かに。
最後のあの表情こそ、『何故宮部さんは特攻にいったのか』の答えであると思いました。
私の答えはあの表情にありました。
違和感無しには観られない
青年が本当の祖父の存在を知り、零戦のパイロットである祖父について調べて回る。
臆病者、卑怯者と罵られた祖父の死に隠されていた愛の話。
主役の三浦春馬が祖父岡田准一について知るにつれて涙を浮かべる。
この時点で違和感。
顔も見たこともない祖父にそこまで感情移入できるのか?
そして終盤の演出とカメラワーク。違和感。
音楽は結構良かったけどこのシーンでそれ使うか?って感じ。
じわりとくるシーンなのに緊迫感のある音楽を使っている。
CGのちゃっちさは仕方ないとして、観てる間ずっと違和感を感じた作品でした。
監督が違ったらもっといい作品になってたと思う。
ただ役者は実力派を揃えていてとても良かったです。
最初は妻子のために生きて帰ることを文字通り命題としていた宮部さん。...
最初は妻子のために生きて帰ることを文字通り命題としていた宮部さん。でも特攻隊で死んでいく若者を見てその命題が揺らぐ。彼ら一人一人にも人生や家族があって悲しむ人がいる。もちろん宮部自身も若者を犠牲にして生きていくような身分が耐えられない。
ここで宮部の中で若者たちの命と、その若者たちの命を犠牲にしてまで残す自分の命、それが家族に与える影響とで天秤にかけられている気がする。
宮部が戦地から生きて帰ることより若者を生きて帰すことの方が重要なのではないかと。
だから特攻する日の搭乗で「やっと家族の元へ行けるような様子」だったのではないかと。若者たちの命が自分の妻子より大切、家族以上の物だと思ったのでは。しかしそれだけだと妻子を蔑ろにしたともとれる。これを腑に落としてくれるものがある。それは宮部が戦地から生きて帰した若者たちが、当初宮部が救いたかった妻子に必要な存在になるということ。代表は大石さん=今までのおじいちゃん。妻に言った「死んでも帰ってくる」という言葉を嘘にならない。
妻をヤクザから救ってくれたというのは刀の件から新井浩文が演じた人だろうと。
最後に気になるのはなんでこんな小説を描いてるのに百田尚樹は超右翼なのか…
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