永遠の0のレビュー・感想・評価
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大成功の人間ドラマ
昨日2回目鑑賞しました。
原作者・百田尚樹氏は「生きるということの素晴らしさ、家族といられる幸せに気づいていただければ、、、」』と話していました。このメッセージを伝えるヒューマンドラマとして成功した映画だと思います。だからこそ、世代を超えて多くの人が共感し感動し涙したのだと思います。時代設定が大戦時ですが戦争映画ではありません。根幹は「困難な時代、先人達それぞれが置かれた立場や宿命の中で、懸命に生きたことを現代に語り継ぐヒューマンドラマ」です。
テーマ、脚本、映像、音楽、キャスティング、全てが素晴らしく、感動しました。気が付いたら主人公の心情になって見ていました。涙を抑えられない場面が幾つもありましたが、ラストシーンでは止めどなく涙が溢れました。是非、映画館でみてください。
なめてました・・・
正直なめてました!!
上映時間も少し長めで集中出来るかなぁとな、思いつつ見に行きました!!
正直こんなに泣いたことないというくらい泣きました。
映画館は半分くらいうまってましたが、えづいてる人もいました(笑)
岡田さん本当に素敵でした!
落ちぶれた表情も勇ましい表情も
岡田さんしかこの役は出来ない、そう思いました!
この後にもう一つ見て帰る予定でしたが、
あまりのいい疲労感に無理でした。
あらためて戦争について考えるいい機会になりました。
生かされてると思いました。
老若男女たくさんの人に見てもらいたい名作です、
老若男女観れる映画として意外とど真ん中な作品
「SPACEBATTLESHIPヤマト」のアクションで最も足らない部分をきちんと反省して空中アクション、迎撃戦をきっちり見ごたえのあるアクションに仕上げてきたと思う。コックピット真正面からの絵やそこから背後にシフトする絵などとても興奮する。
VFXもちょっとぐらい詰めが甘い程度でほとんど気にならないぐらいのきれいな映像。
じいさん、ばあさんの呼べる戦争もの、大ヒットした原作でそれが表現でき、実際、多くのお客さんが見に行っている。まずはその部分を大きく評価。
原作通りなのかもしれないが、学徒を特攻要員に育て、その最後を見届けてきた宮部が憔悴しつくした結果、特攻を志願したのは、そんな苦しみから逃げ出したい、あるいは気がふれた、とのように見える展開。ラストの表情はヒロイックにも見えるが、上手く大石を騙せたので思い残すことはないという安堵の笑み、あるいはようやく苦しみから逃れられる喜びの表情、とも取れるかもしれない。
「永遠の0」とは「その答えは永遠に誰にもわからない」の意味なのか?原作を調べればわかることかな。
そのあたりのあいまいさが原作どおりなのか、演出によるものなのかわからないが、このあいまいさは結構好きだ。
またとってもわかりやすい部分もある。
大石に家族を託したのは、宮部が写真を見せた時、大石が妻に惚れた、と見て取れたからだろうし。
2時間30分程度の長さを飽きさせないのは、ミステリー仕立てのストーリーもあるが、時代を行き来する以外に、現代パートがかなり笑けるのも要因だと思う。
多くの人が気になるであろう、現代パートのこぞってオーバーアクトも、観客層を考慮すると、まあ、そんなところでよいのではないか。はっきり言って、全員オーバーアクトでやっていることぐらいは十分承知で演じているし、それをなんだかんだ言われるのも十分わかっていることだろう。それこそプロ。演出家もまあ、わかってやってるだろう。いいじゃないか。
じゃないと、お客さん、たくさん呼べないよ?
べたべたの感情表現、セリフ過多に対して、普段文句を言う人は、もうちょい大人になって、客をなめるな、ではなく、ありがとう、たくさん笑かしてもらって、と思いましょう。
本作、反戦映画かどうか、もまあ、お客さんが何を期待して見に行って、この大ヒットか、を考えればわかる。
空中戦かっこいい、岡田くんかっこいい、現代パートのオーバーアクト超おもしれえ(特にやくざと夏八木さん)、ラスト、三浦くんの前にゼロ戦が通って、ちょっとグっとくる。
それでいいでしょ?
2時間30分近く、きっちり飽きさせることなく、泣ける人にも優しく、絵的にドキドキする人にもそれなりに満足させ、邦画の伝統芸に酔いしれることができるのだから、それは素晴らしいことだ。
追記
その中でも特に岡田くん好演。控えめな口調の時とその時の敬語がとても素晴らしい。
原作を読んでから鑑賞すると、さらにいいですよ。
私は原作を二回読みました。二度目も不覚ながら、涙を流しました。それが映像化されると聞き心待ちにしておりました。キチッと映像化できるか不安もありましたが。もう見事という他ありません。
この作品は進歩的文化人(日教組)に毒された、現代の日本人になにかしらの化学反応を起こすかもしれない。これほど悲しい、しかし純粋な愛情はない。この深い情念が理解できない人は、日本人にはいないはず。そう信じたい。
"情けは人の為ならず"を地で行く宮部久蔵に、今の日本はどう映っているか、私も含め恥ずかしいのではと思ってしまいます。
日本人ならば進歩的文化人の書いた歴史ではなく、真実の歴史を語るべき。
天皇陛下、心ある軍幹部、理論的に必敗を唱えた学者、若手官僚らの言論を逆賊として、封殺したマスゴミ。また、敗戦後は自分たちがやったことはほっかむりし、自らが望んでしたことではないのに、特攻隊員をテロリストよばわりしたマスゴミの横暴さを原作は見事に描いていた。開戦を煽ったのは、マスゴミであった冷徹な事実。映画では、そこがスッポリ抜け落ちている。非常に惜しい。こここそが、現代(近代も含む)の日本の病巣なのに。新聞社がいっぱいスポンサーに名を連ねていたが、反省からなのか、それとも別の目的からなのかな?
この映画がイマイチわからない方は、鹿児島県の知覧特攻平和会館(陸軍ですが)に行かれることをお勧めします。特攻隊員一人として望んて出撃したのではないことがよくわかります。本当に悲惨。涙、涙です。さらに、手紙の字が綺麗なこと。余計、涙を誘います。日本人が絶対に忘れてはいけない場所です。
宮部機が無傷だったことに疑問を持たれている方がいらっしゃいますが、開戦当時零式は世界最優秀で他を隔絶する格闘性能を実現し、搭乗員も世界最優秀だったため、弾が当たらないので、重くなる防御を捨てたと聞いています。設計者堀越さんは"戦時では優位は二年と持たないとして、次期戦闘機に着手していたそうですが"帝国海軍がホンの一瞬、無敵だったのも当たり前です。そのピカイチの腕を見せた場面がありましたよね。左ひねり込み(坂井三郎の得意技、一部には坂井さんの他にもたくさんできたらしいですが)、まさに神業です。また、VT信管の起爆を避けるための、海面ギリギリの高度での飛行。紅の豚にも出てきましたが、最高の飛行技術です。これだったら弾が当たらないのもうなづけます。
これらの場面を映像化しただけでも見る価値は十分にあります。
さて、大本営ですが、日露戦争時の軍部と比べてこれが同じ民族かと、司馬遼太郎氏も"坂の上の雲"でも嘆いておられました。同じ敗戦国のナチスドイツと比較しても、合理的精神のかけらも見えません。
アルデンヌの特攻作戦では、無敵の戦車(最高の兵器)を与えたドイツ陸軍の合理的思考。かたや、日本は型遅れの零戦で"神国"を騙り、十死零生の作戦を正当化した軍部の"言霊信仰"。軍令部が言霊信仰では困るのです。超リアリストでなければならないのに。
餓島(ガダルカナル島)奪回作戦などは、空母を含む機動部隊が壊滅した段階で、実施不可能。零式の航続能力だけに頼った"机上の空論"。この無謀な作戦でどれだけ多くの熟練搭乗員を失ったか。これだけでもこの作戦を企画した参謀は切腹ものです。餓島はあきらめなくてはならなかった。それを諦める戦略的、合理的的思考の欠如した秀才官僚参謀。彼らには臨機応変という言葉は理解されてたのか?(ドメル将軍懐かしい。)勉強は出来るが、現場を知らない高級官僚に支配されたどこかの国の現在に似ていますね。
このように合理的精神を持ち得ない日本人(それが美徳でもあるのですが)は、戦争という最もリアリティ、かつ合理的思考が求められる政治手段は使うべきではありません。民族的に無理なんです。せいぜい、本土防衛が限度です。
どの国の戦争も悲劇が付き物だが、太平洋戦争はあまりにも無残。非戦闘員まで巻き込んだのは、人種差別的発想しかできない欧米も悪いが、そうなることが想像できたにも拘らず、戦争に突き進ませたマスコミ、一部の官僚軍人に怒りを禁じ得ません。それに人生を翻弄された、無謀だと感じても必死に戦い抜いた無名の戦士の方々に合掌。皆さんの思いは今の日本で実現できていますか?
凛々しかった
戦闘機好きな父と観に行きました。
号泣しました。
最後の部分は涙をこらえるのに必死でした。
まず、CGが完璧です。
細部までこだわっており、迫力がありました。
キャストも演技が上手い人ばかりで、私的には満点の映画でしたね。
宮部さんの、
生まれ変わっても帰ってくる
とか、
生きる努力をしろ
という台詞には、考えさせられるものがありました。
この映画の中で、特攻隊員は、とっても凛々しく見えました。
今度、原作も読んでみたいものです(笑)
今年最初に、良い映画が観れました。
良かった
まぁー感動しました。最初はどーかなーって思ってたんですけど、なかなか最近の映画では見れない感じだったので見て良かったと思います!皆さんも劇場で見てください、大きいスクリーンで見て映画はなんぼですよ!
今を生きるということを改めて考えたい。
原作が良いだけあって、非常に感動できる内容であった。
やっぱり、V6岡田くんの演技が良いですよね。
70年程前には、「生きたい」と言うこと自体を否定され、国のため(という名目の元、家族のため)に自らの命を差し出さなければならなかった人がいるという事実。この事実を重く受け止めなければならないと思う。現代を生きる若者を中心に、戦争未体験の世代は必ず見ておくべきだろう。
セロ戦乗りの本音
よく言えば特攻隊という戦士たちを理解するのに最適な映画。私が見たいのは、日本軍がほんとうに命がけで戦っていたという事実である。特攻作戦は、高性能な機械とそれを操作する高性能な飛行機乗りを無駄にでたらめに使う作戦ではない。あの戦争の最終局面において、なるだけ簡易で軽い戦闘機を作りなるたけ簡易な若造兵士を乗せて敵艦に突っ込んでゆくという恐ろしい作戦であることがよく分かった。しかし少し昔の、刀や、槍一本で突っ込んでいった兵たちを思えば、進歩しているとは言える。映画自体は構造をよく考えられてはいるけれど、すこしまどろこしい。戦後70年の映画である。
必見ですよ。
戦争の悲惨さやその大義とそこに生きる一個人の持つ感情や思いとの無関係性、軋轢が、きっちり描かれている。岡田君の演技も素晴らしいし、画面構成も圧倒的な迫力があった。一方では、何度も泣けるシーンが出てくる。
感動して涙が止まらない
戦争を賛美する映画かもしれないと、考えながら観たが、先入観とは全く違って、悲しいほどのヒューマンドラマだった。V6の岡田君の演技も期待せずにみたが、これまた素晴らしい。今を生きている自分の役割について、考えさせられた。
二度と起こってほしくない…。
こんな、悲しい戦争から60年くらいしか経っていないということが、信じられない。
この時代には、実際にこういう悲しい出来事が沢山あっあんだろうなぁって思います。
映画的には、ちょっと疑問に思う事があったので、小説を読もうと思います。
ドラマが0。
まず上映時間が144分もあることに仰天した。長いっ!
原作は未読、タイトルは知っていたけど内容は殆ど知らず…
監督があの山崎貴となっていたので、さてはVFXオタクの
本領を発揮するんだな?と思っていたら、本当にそうだった。
上映時間=VFX時間、戦闘シーンはかなりのリアル感。
戦闘機マニアには見所がたくさんあったのではないか、私も
映像面では(長い長いと思いながら)ココだな、と思っていた。
ドラマの方は、祖母の葬儀で現祖父が実祖父でないことを
知った青年が、姉と共に実祖父の人物像の謎に迫っていく物語。
様々な生き残り老員に話を聞いても、いい噂は聞こえてこない。
戦死を恐れる臆病者との烙印を押されていた祖父。
祖父とはどんな人物だったのか。青年はのめり込んでいくが…
過去を演じるのが岡田准一と井上真央の夫婦で、そこに生まれた
娘が現代での風吹ジュンということになる。ということは、
井上真央が再婚した人が、現代では夏八木勲が演じている祖父。
さほど分かり辛い構成ではないが、行き来する物語の編成都合上、
これが誰で、あれはこの人、と場面を確認しながらの鑑賞となる。
登場人物が多いので(ほぼインタビューの一回登場になるが)
せっかく名優陣を取り揃えているものの、登場場面が異様に短い。
何で144分もあって、せっかくのドラマがこんなに説明不足なのか
勿体ない作りで、感情移入する時間がないドラマになっている。
若手から見た戦争と、リアルを味わった人間との落差がまるで
学芸会の舞台劇のように(ドリフ調の)繰り返し回転で演じられる。
VFXはリアルでも、感情のリアルが描かれていないことが残念。
とはいえ、若手以外の老優たちは少しの出演時間に印象を残し、
ラストの場面カットでも「あぁこの人は…」という記憶に繋げる。
若手では祖父から襷を掛けられた、染谷将太の大石が出色。
彼がその後の誰にあたるか。ということは置いといて、
なぜ彼だったのか…?という真相の解明や、
松乃とのエピソードが後半で活きてくる。遺された妻子のその後。
戦場でどれほどの夫や父親や息子が奪われ、焼け野原に遺された
家族は、その後をどう生き抜いていったか。144分の最後の最後に
「生きる」ことの意味と、宮部が一番恐れていたものの正体が分かる。
やーっと、ここまできたか!!と、遅まきながら、そこで共感。
しかし思ったのは、
なぜこんなエピソードを今まで祖父や祖母はひた隠しにしたのか。
せめて娘にくらいは話しても良かったんじゃないか。
もし祖母に続いて祖父も亡くなってたら、この件はどうなったんだ。
現代の若者に対するアプローチはもっと早くに為されていいはず。
映画として命の尊さを解説するためには、
まずは臆病者の行から入って、VFXを駆使することが必要だった。
そういうことでしょうかね、監督。
だけどそこまでリアルに徹するのなら、残虐な命の終末を描くことも
必要なのでは。キレイなまま宮部久蔵が死んでゆくのはどうかと…。
(テロと特攻の討論は興味深いけど、今の学生さんは知ってると思うよ)
最高。
戦争ものの邦画では現時点で人生でナンバーワン。
脚本がいいのは当然ながら、役者の演技もCGや音楽などの演出も全てが最高。
特に編集が素晴らしい。こういった、現代と過去のシーンが交互に登場する映画は、回想シーンと現代のギャップによって醒めてしまうことや、鑑賞者に過去と現代をきちんと認識する記憶力を要求するケースが多いですが、この映画にはそれがない。観ること、感動することに集中できる。しかも、「戦争で亡くなったおじいちゃんのことを、顔も知らない子供たちが追う」というありがちな設定でここまで綺麗にまとめたのは見事。
また、途中に散りばめられたフラグとその回収についても、うまく感動を盛り上げることに成功している(でもヤクザの話は強引かな?)。
あとは、三浦春馬演じる孫の設定だけが惜しかった。それが-☆半分。若者を感情移入させるためと、「現代日本」の象徴としてあのキャラクターにしたんだと思いますが、途中で出てきたチャラい友達や4浪という設定と実際の性格に無理がある。
とはいえ、ケチを付けるとしたらそのくらい。三浦くんの演技には問題なし。万難を排してでも見るべき作品です。
「宮部久蔵」さんに共感できず
これまで様々な場面で見聞きしたことだけでも、戦争は嫌なものである、と既に充分思っています。
本作で描かれるエピソードたちにはその思いを更に強めるような新しいものは私にはありませんでした。
そして、主人公・宮部久蔵さんの抱える矛盾がどうしても気になって、感情移入も出来ませんでした。
彼は、「生きて帰ることが重要」と、当事の日本では風当たりの強かったであろう考え方をしていたそうです。戦友の方々の言葉からすると、同僚が危険な状況にあり、彼の実力を考えれば助ける事も出来そうなのに自分の身の安全を優先し、悪く言えば見捨てていたように観客としては理解しました。
この時点で既に疑問が湧きます。自分さえ良ければの人っぽいのに、「実は仲間思い」との証言が矛盾します。
さらに、最終盤ではこれ以上死に行く仲間を見ていたくないから特攻に名乗りをあげたように思えます。
「同僚」ならよくて「部下」「教え子」はダメなのでしょうか??
更に本当のラストシーンで、彼は口元を緩めました。何故なのか?
もう辛い思いをしなくてよいから?無事特攻できそうだから?妻子を任せられる「かもしれない」人を見つけられたから?
妻子のことを最優先で考える人物像とのつながりが今のところ見つからずにおります。「無責任な現実逃避」としか思えません。
原作は未読なため、もしかすると原作とは違っているかもしれませんね。読んでみたいと思います。
実は個人的に観劇を決めた理由は予告編で見た当時の戦艦等のCGが良さそうだったから、でした。この点も細部がまだまだ足りなかったですね。
久しぶりに地元劇場が満員だったので注目作なことは分かりますが、現状の感想として、出来は今二つです。
20代、学生がみるべき。
今の学生世代に観てもらいたい映画。
戦争のない、今の世の中がいかに平和で素晴らしいことなのか。
過去の戦中の苦しみを理解し、特攻隊の方々含めた多くの犠牲のうえで今の世の中があるということを理解し、平和な日々を、一日一日を大事に過ごすべきだと思う。
生き延びることが、 愛しているという証明!!
男の中の男、宮部久蔵の生き様にぐっとくるものがあった。当時家族のこと、生徒のことをお国のことより思っているということが、いかにすごいのかということがわかった気がした。人を愛するということの本質をみた気がした。年明け一発目に、いい映画を観ることができました。
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