劇場公開日 2013年12月21日

「おそらくマイノリティだが。」永遠の0 さとみさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5おそらくマイノリティだが。

2014年1月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

好きな映画ではない、というのが一つ。
役者の演技力にやられた、というのがもう一つ。

主演の岡田准一の芝居をしっかりと見たのはおそらく初めてだったが、いい顔をする人なのだと思った。良かった。
染谷将太、夏八木勲、橋爪功も良く、台詞のそれぞれがすっと耳に入ってきた。
彼らの芝居と、その背景を思うと涙がこぼれた。

しかし。三浦春馬、新井浩文、吹石一恵なんかのそれからは目を背けたくなった。
芝居が過剰なのである。私が苦手な種類の芝居をぶちこんでいて、本当に興醒めした。
特に、三浦春馬は酷く、役柄としてそこに存在していなかったと思う。

また、映画の作りや演出も苦手だと感じた。突っ込みどころも満載で細部のリアリティをいまいち感じられなかったし、多く疑問が残る。
台詞の間の悪さも目立っていた。

先にあげた役者の芝居を見る価値があるとは思う。

さとみ
kamisamaさんのコメント
2014年1月22日

先に投稿されている方と全く同意見です。
私もマイノリティーと自分の中で考えておりましたが、同じご意見の方が居られてすっきりと致しました^^

映画の中で一つのシーンとして泣ける場面は有りましたが、全体として評価、100点を満点とするなら、個人的には55点位と感じています。
「生きる、生きて大切な人のもとへ」という強い信念を持ちながら半ばで何故、特攻という道を選んだか、また最後の選択肢で決定的な道を選んだ設定が甘く主人公の想いが私には全く理解出来ませんでした。

フィクションの世界では有りがちですが、心が綺麗過ぎる、優しさに満ち溢れているといった人間は結局一番近しい人を傷つけ悲しませていますが、このような脚本も好きでは有りません。

おっしゃるように一部役者の演技も興醒めで、感情の表出が自然ではなくピーキー、普通の人はそんなにオーバーに嘆き悲しみませんし。。。その辺の安いTVドラマ並みで残念であると感じました。
人其々、ものの見方、考え方は様々あると思いますが余に多くの人が、感動と評価されている事に驚いています。

kamisama