「原作強し。」永遠の0 良松さんの映画レビュー(感想・評価)
原作強し。
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原作を読んだ日に鑑賞。
あの長いストーリーを144分で映像化ということで、楽しみにして鑑賞しました。
何よりもこの映画での零戦の戦闘シーンはどの映画よりも臨場感にあふれていたと思います。
特攻の叫びや射撃音やプロペラの音がすごく耳に残り、今の時代では聞いたことのない音で戦争というものを強く感じました。
ただ、やはり原作強し。
144分に収めるために省略したシーンが納得できない。
永遠の0はどの搭乗員の言葉も省略できないほど綿密に組みあっていたものなのに残念な省略でした。
ヤクザの人の話、記録員の話、社長と高山の特攻はテロかという話等一つずつ進んでいく過程があるからこそなのに
、もったいないという思いです。
終わり方もしっくりきませんでした。
原作ファンとしては、まずまずかなという思いです。
ただ、エンドロールのサザンオールスターズの歌は必見です。
そこでまたストーリーを思い返し涙が出てきます。
この映画をみて零戦に興味をもち、原作を読んでいただけたら、この小説が伝える戦争における命の重さが伝わるかなと思いました。
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