「良くも悪くも押し付けがましい」永遠の0 arslustさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くも押し付けがましい
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宮部が清子をお風呂に入れるシーンは最高でしたね。あのシーンが一番感動的でした。井上真央と岡田準一の演技がとても良かったし、引き戸が半分だけ空いている、にくい演出も最高。
でも、原作を読んでいればそれほど観る必要性を感じなかったのも事実でした。演出も個人的にはうーんと感じるものが多かったです。特に音楽の演出には正直辟易しました。攻撃を受けたら沈痛な音楽が流れる、感動的なシーンにはこれでもかというくらい感傷的な音楽が流れる。あそこまで扇情的な音楽を加える必要ってあるんだろうかという感じです。
健太郎が自分で調べていくうちに次第に宮部という人間が現れてくる展開が読者が自分でページを読み進めていくこととリンクしていく面白さが原作の大きな部分でもあったと思うので、話自体は変わりませんが映画から観た人も原作を読む価値はあると思います。
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