「思ってたよりくどかった。大きな期待感を持って鑑賞したので期待値を下...」永遠の0 ushyさんの映画レビュー(感想・評価)
思ってたよりくどかった。大きな期待感を持って鑑賞したので期待値を下...
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思ってたよりくどかった。大きな期待感を持って鑑賞したので期待値を下回る完成度にショックを受けた。この映画を初めてみたのは公開当初の中学1年生。その時は、本当に感動したし、めちゃくちゃ泣いた。特に最後のシーンの岡田准一の演技にはとても引き込まれてずっと忘れられないでいた。このコロナ禍の際久しぶりに見てみようと思ったが、前半部分、かなり突っ掛かる部分が多かった。映画全体を通じて、この映画の構成を完成させる上には必要なシーンであったのは分かった上で、現代のシーンのほとんどが見てられなかった。リアリティーのない演技、大袈裟なリアクション、あのコンパのシーンは果たして必要だったのだろうか?ただ人伝に聞いただけのおじいさんの話があれだけ主人公に影響を及ぼすことに違和感を覚えた。ただただ嫌悪感を抱くシーンが多く、所々集中して見れなかった。それでもやはり戦争を扱ってる映画とだけあり、後半シーンは胸にくる部分が多かった。特攻で死んでいった兵士たちの事を思うと、胸が苦しくなるし、あの時代に生きた人々達全員に同じようなドラマがあり、苦しんだのだろうなぁと思うと、戦争は絶対にやってはならないし、今の生活を何不自由なく送れている事に対して感謝を忘れず、日々邁進していこうと思わされた。妻や娘のために生きて帰りたい宮部が教え子達が特攻で死んでいく姿を見て本当に生きて帰っていいのか葛藤する場面には涙を流さずにはいられなかった。最後のシーンのあの何とも言えない表情はとても奥ゆかしく、色んな感情が相見えた上でのあの表情なんだなと、岡田准一の俳優力にまた圧巻された。
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