キャプテン・フィリップスのレビュー・感想・評価
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ボーン・イン・ザ・U.S.A.
終始ハラハラ
傑作ですが・・それだけではないなにか。
内容としては、恐らくまだまだ記憶に新しいだろう 2009年に起きたアメリカの「アラバマ号」を海賊が襲撃して、船長が人質になって、オバマ大統領の指揮のもと、ネービーシールズが出動したそれです。
まぁ・・当時のニュースを覚えてたので、結果はわかってはいるけど。
やはり・・ドキドキしますよね。
監督は、「ジェイソンボーン」シリーズのポール・グリーングラス監督。
元々、リアル嗜好の監督なので、かなり雰囲気がリアルです。
予告編を観る限りだと、どうしても襲われた側の正義感のようなものが全面に出てるように見えましたが・・
あのソマリア地域の大変さなども、しっかり描かれてたので・・
なんというか、観終わったあとに、なんともしれない
いたたまれない気持ちにもなりました。
それでも、泣いてしまいました。
なんだろう・・緊迫感の描写がすごいので・・ずっとドキドキさせられるのですが
海賊のソマリア側にも立てるし
襲われた、キャプテンや船員の立場にも立てる。
久しぶりにズシンとくる、重い映画にやられたって感じですね。
とりあえず・・・海賊しなくてもよい。
そして・・今、こうして生きてる事に感謝します。
けど・・けど・・・
もっと、みんなが平和に生きていける世界になるように望みます。
誰かが幸せだと・・誰かが不幸なのかなぁ・・。
そんなの悲しすぎます。
っと・・そんな映画でした。
最高のトム・ハンクスを見た
今年観た映画で文句なしにTOP3に入る。
実話はストーリーの展開に制約があるが、細部までよく練られた脚本と、実写をふんだんに取り入れた作りものではない映像、出しゃばらない音楽、それにスピーディーで必要な情報を逃さない編集、いずれも超一級の仕事だ。
大きなスクリーンを、波を掻き分け進む大型コンテナ船マースク・アラバマ号のスケール感は圧倒的。そのアラバマ号との距離を詰めようと、航跡波をものともせず小型船で追う海賊たちの死に物狂いの形相はとても演技とは思えない。
独り人質になった船長を救うために繰り出される救助部隊。国を挙げての救助作戦はアメリカならではだ。日本だったら、事実関係の情報収集に追われるだけで手も足も出ない。国民の生命と財産を守るのが国家の使命という当たり前のことができる国は強い。
軍歴のないごく普通の船長と、漁師が武器を持っただけの海賊。玄人の駆け引きが存在しない一触即発の危うさが緊張の糸を今にも引きちぎれそうなところまで引き絞る。
救助を待つフィリップ船長。何もせずにじっとしている方が安全な局面でも行動してしまう。それは助かりたいという希望よりも、もう伝えられないかもしれない家族への思いをなんとか形にしておきたいという切なる願いからだ。
この気持ちがラストで涙となって溢れ出る。
海軍の女性衛生士は女優ではなく本物だそうだが、素晴らしいラストシーンを作り上げた。
最高のトム・ハンクスを見た。
生と死のドキュメント
トムハンクスの演技が良い
初めて知る真相、数々。
ソマリア沖の海賊被害は、日本船にも出ていたけれど、こんな緊迫したやりとりが行われれてたと初めて知った。
キャプテンの勇気が感動的、絶望して最後に家族に託すものも。
トム ハンクスの演技も秀逸だけれど、実在のフィリップス船長の存在が映画に厚みを出している。
ストーリーは想像通りだけれど、民間のコンテナ船が海賊にどう抵抗するのか、知らないエピソードも盛り沢山で、最後まで飽きない。
ソマリア側の事情にも少し触れていて、背景に南北問題があることも示していた。
ある意味、安全保障をめぐるテーマでもあるけれど、海軍の動き含め、きっちり描くアメリカ。日本だったらここまでやれるかと考えたりもした。
トムハンクスの演技といい親近感といい
臨場感たっぷり!
後半からの緊迫感が良い
フェリップスの勇気に感動!
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