「うーん」キャプテン・フィリップス しまうまさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん
ソマリア沖と聞けば、海賊。
現地を知らない日本人でも、知っているぐらいの知名度。
この事件よりもっと前から、知られていたこと。
そんな海域を通過するのにも関わらず
なんで全く非武装だったんですかね…。
素人なんで知りませんが、武装しちゃいけない決まりかがあるんでしょうか?
せっかく1度撒いたのに
そこから大した手を打たず、スルー…
その時点で
フィリップス船長に幻滅。船長失格と言いたいぐらい。
経験に胡坐をかいての慢心?
海賊だって馬鹿じゃないんだから、同じ手は何度もくわない。
今までに何度か襲撃の経験あるだろうし…
「20人の船員の命と引き換えに自ら人質に…」的な紹介されてましたが
観てたら
海賊に、まんまとしてやられ
身代金要求の為に連れ去られたようにしか見えないんですが(呆)
むしろ船員が作った交渉カードを無駄にした感じ。
人質になった際、
希望があまり見えないときは冷静だったのに
希望が見えてきたら、なぜか余計なことばかりをし始めて…。
実話ベースとは言え
映画脚色で
ハラハラ感を無理に作っちゃいました感が…。
なら人質になった時点から
動揺とか弱さの面も少しずつ見せておくとか
前ふりしとくとか…。
あと、せっかくタンカーは襲撃から解放されたのに
なんで人質追いかけるの…?
海賊達に仲間がいるのは知っていたんだし(1度目の襲撃で引き返した海賊達)
わざわざもう一回、海賊に襲撃されに行くようなもの。
海軍も
人質一人の為にあんなに駆逐艦とか引き連れて行くものなんですか?
だったら、最初からソマリア沖を通るタンカー護衛するとか
劇中でもやってたように、タンカーに数人の軍人乗せとくとかの方が効率よくないですか?
突っ込みどころが多すぎて…
全て実話通りとするなら、尚更呆れ果てて救えない…。
海賊側も
結局、見え見えの罠に引っ掛かって
容赦なく殺されてしまうし…
背景に同情するけど
犯罪は犯罪だから自業自得なわけで。
愚か者と愚か者のやり合いで
なんだかなあ…という。