「悲しい現実」キャプテン・フィリップス EarlyTimesさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しい現実
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アメリカ人の船長がソマリアの海賊に囚われるお話。一番の醍醐味はアメリカvsソマリアのネゴシエーション。
一見、アメリカが正でソマリアが悪の様に見えるが、ソマリアの立場から見たらアメリカは悪。
そもそもソマリアが無法地帯になったきっかけは米国にあるんですからね。東西冷戦で、大量の兵器を流し込んだり、ソマリア沖で乱獲したり。ソマリアからしたら、生きて行くのにやむをえず行動を起こしてること。
ソマリア側は最後まで殺さずに終わらせようと努力してた。でも、アメリカ側は殺られる前に殺った。加えてソマリア船長の純粋な気持ちを欺いて交渉した。
アメリカの船員は全員無事だが、決してハッピーエンドではないですよね。憎しみは新たな憎しみを生み出すはずです。
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