劇場公開日 2013年11月29日

「面白さ、のち後味悪し」キャプテン・フィリップス うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0面白さ、のち後味悪し

2021年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

スタートに、貧しい漁村で、海賊志願を募るシーンが。
彼らの海賊行為を正当化する動機付け。

やっていることは海賊なのに、なんとなく悲壮感を感じてしまう不思議なテイストの映画だった。本当なら、横暴な海賊に知力を尽くして立ち向かうキャプテン・フィリップスという構図を期待してストーリーが展開していくはずなのに。

それにしても、「ブリッジ・オブ・スパイ」といい、「ハドソン川の奇跡」といい、職責の経験を積んだベテランで人格者の役が続く。これほど主役のイメージが固定される俳優もトム・ハンクス特有の現象だろう。

2020.9.4

うそつきカモメ