「トムハンクスかっこいい」キャプテン・フィリップス ちんさんの映画レビュー(感想・評価)
トムハンクスかっこいい
2021年7月6日
トムハンクス祭り。
子供の頃、トムハンクスを見ても、なんも気持ちも湧いてこなかったのですが、最近とても好きな俳優になりました。どの役にも安定感があって、演技も臨場感があり、観ていて飽きないです。
本作もそんな作品の一つでした。
貿易船の民間船長がソマリア沖で海賊に襲われ、シールズや海軍に救出されるまでの実話ベースの物語です。
そんな凝った伏線などはないですが、緊迫感が伝わるような演出だったと思いました。
また軍艦や貿易船のどーんと構えた感じが格好良かったです。
この手の作品は、軍が出てきて見事解決!みたいな筋書きが多く、芸のない作品が多いです。
本作もそうではあるのですが、他の作品と違うところは、海賊のソマリア人の人物像を細かく設定しているところでした。
「黒人の貧しい海賊」ではなく、全員一人一人「顔」がありました。だからこそ、フィリップスだけでなく、海賊の心理戦も、観ている側が惹き込まれたのだと思いました。
良い作品でした。
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