ジャンゴ 繋がれざる者のレビュー・感想・評価
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爽やかな気分になるよ
かなりグロく途中の叫び声も割とリアルで、切り取って聞いたら少し引いてしまうような本作だが、ちゃんと見たらとても爽快感を感じられ、ストーリーに感動することができ、またこの作品は、あらすじからして完璧だった。🔥
黒人奴隷のジャンゴは紳士な白人の賞金稼ぎに買われ手配書の犯罪人を殺す手助けをしていた、またジャンゴはそれの傍ら生き別れの妻を探しに行く、、、という作品。
一見すると王道感満載な本作だが、そこがい い! 、と自分は言いたい。
まず西部劇がベースとなっているこの作品は 、なんと言っても血まみれの銃撃戦が最高にかっこよく、キャラの映えるような発言やただならぬ雰囲気もマッチして男心がくすぐられるような、、誰でも一度は想像したことのある"無双状態"に出会えるからである。
また、前半はみな差別に重きを置くかもしれないが後半ぶっちゃけそんなんどうでも良く、ジャンゴめっちゃかっこいいやんけ、に変わってることを自分は期待したい。
P.S.こうゆう西部劇知ってる方おりましたら何でも良いので教えてください。
ジャンゴ、最高で最強のヒーロー‼️
南北戦争前のアメリカ南部。
黒人奴隷の男が、生き別れの奴隷の妻を取り返す話し。
終盤の銃撃シーンはまるで西部劇そのものです。
血湧き肉躍る最高のバイオレンスを見ました。
銃弾が当たり血が飛び散り、肉が千切れるシーンは、
CGがうますぎると言うか、
臨場感が半端無いです。
黒人奴隷ジャンゴ(ジェイミー・ボックス)の愛する妻が、
これまたクールビューティの上に愛くるしい。
ケリー・ワシントンの美しさなら、ジャンゴの妻恋しい気持ちも納得。
ジャンゴがライフルそして2丁拳銃で撃ちまくるバイオレンスシーン。
バイオレンス映画の帝王タランティーノ作品。です。
撃ちまくるジャンゴは西部劇スターみたいだが、もっと容赦ない。
なんせ虐げられて来た長い長い歳月、
妻と引き離された悲しみ恨み・・・憤り、
奴隷で足を鎖で数珠繋ぎ行進させされていたジャンゴ。
通りがかりの賞金稼ぎの、
シュルツ医師(クリストファ・ヴァルツ)に出会ったのが、
幸運の始まり。
シュルツはお尋ね者の顔を知っているとの情報で、ジャンゴを
奴隷商人から買い取る。
晴れて自由黒人になったのだ。
それからはシュルツの片腕として一冬過ごし、
いよいよ妻が奴隷奉公しているディカプリオの屋敷に向かうのだった。
ここでの駆け引きも見事。
黒人を競わせるゲームのチャンピオンを高額で買うと見せかけて、
ジャンゴの妻を奪い返す作戦なのだ。
ここで、驚くのはディカプリオの執事が黒人の老人で、
この男は黒人なのに黒人の敵なのだった。
ラストでジャンゴが言い放つ。
「お前は黒人奴隷の死に様をただただ見物してたんだろう!!
何千人もな!!」
驚いたことに、その執事がサミエル・L・ジャクソン。
いやぁ気がつかなかった、流石の演技力、
その憎々しさ!!
聞くところによると、「続・荒野の用心棒」と「マンディンゴ」の
影響を受けている作品らしい。
でもそこはクェンティン・タランティーノ監督の抜群のセンスと
オリジナリティ。
珍しいことに、挿入歌が5曲か6曲かかって、凄い盛り上がります。
ジャンゴ役のジェイミー・フォックスの不敵な面構え、
軽妙なクリストフ・ヴァルツのコンビ。
シュルツ医師は全く黒人を見下しません。
最後にディカプリオを撃ったけれど、シュルツも撃たれちゃって、
悲しかった。
この後、シャンゴに絶体絶命のピンチが来ます。
ここからが、ジャンゴの知恵が炸裂しますよ。
ラストは妻もノリノリで明るくて、
「俺たちに明日はない」や、
「ゲッタウェイ」がここから始まるんじゃないか?
と思うほどの明るさ!!
タランティーノ監督さん、引退なんか撤回してどうか新作、
お願いします。
タランティーノ映画の面白さは不滅!!
比べようがないです。
ストーリーの面白さに惹きつけられる。
ジャンゴが、タランティーノの手にかかるとこうなるのかという痛快娯楽作。
悪役たちのクズっぷりも見事で、ディカプリオの歯が汚い所なんかもちゃんとこだわっていて好印象。
胸糞場面はたくさん出てくるが、否定されるべきものをキチンと否定して、ジャンゴの復讐として昇華させている。
とにかくジャンゴがカッコ良いのと、タランティーノの出演場面が思いの外面白かったのと、馬車が襲われるシーンが好みだった。
ハラハラドキドキ、ストーリーの面白さにも惹きつけられた。
一点、アマプラの字幕が、セリフとあっておらず残念。
黒人奴隷と白人のデスマッチ!!
ジャンゴが自分の妻であるブルームヒルダを
取り戻すまでの死に物狂いの戦い!
白人に対してのリベンジが描かれていました。
DJANGO?Dを読まないジャンゴが
銃殺された人の仇討ちが出来て良かったと
思いました。
レオナルド・ディカプリオ演じるカルビンが
ブルームヒルダを引き渡す前の契約の
ときに、テーブルに手を付くジャンゴたちの
前で女性の頭にハンマー🔨を振りかざす
姿は狂気の沙汰でした。
銃撃戦も激しい死闘でしたが、人間が犬に
喰われてしまう場面は目を覆う恐怖でした。
元歯科医のシュルツ、舞い上がるお札の大金!
屋敷に乗り込んでいくジャンゴ
黒人奴隷がされた非道な仕打ち!
賞金稼ぎの手配書。
必ず妻を取り戻す、白人に対する
復讐を果たそうとする執念が感じられた
ストーリーでした。
サミュエル・L・ジャクソン
やっと観ました。
ずっと観たかったけど、長いから後回し後回し(笑)
タランティーノのドキュメンタリー公開に合わせ、地元で上映してるので、この機会に映画館で。
サミュエル・L・ジャクソンが出てるのは知ってたけど、誰だか分からなくて、最後に気付いた(笑)
スティーヴンだったのね(笑)
すごい怪演だった(笑)
さすがタランティーノ、しっかり面白かった♪
面白いので、体感的には、そこまで長さは感じなかった(笑)
もっとドンパチが多かったら、より良かったな(笑)
タランティーノで西部劇だったら『ヘイトフル・エイト』の方が好きですね♪
コッチがダメって事じゃないので、ご安心を(笑)
西部劇だけど、少しラップが使われてたり、その点も面白かった。
強烈なキャラ目白押しなウェスタン映画
元奴隷の黒人主人公が元歯医者の賞金稼ぎを師事してガンマンになって
悪辣な奴隷農園主であるディカプリオから奥さんを救うお話、多少痛々しい描写に身がすくむが勧善懲悪で面白い。
手を流血させる大ケガしても熱演する悪役なレオ様の狂気にご注目。
邪悪なオランウータン風特殊メイクに見合った陰湿キャラを演じるサミュエルにもご注目。
でも一番推しは元歯医者の賞金稼ぎ、タラちゃん制作【イングロリアス・バスターズ】では恐ろしいナチス将校だった人が今回は作中随一の善人かつ愛嬌のある有能師匠になってる。
ぶっちゃけ存在感がありすぎてアンタッチャブルのショーンコネリー状態。
でも主人公も好き、アメスパ2を先に見てたからあのエレクトロが奴隷から解放されて一流の賞金稼ぎに成長していく過程は応援したくなる。最大のピンチに陥った時にかましたハッタリ交渉は無知な奴隷だった主人公が師匠と同じ
手練れガンマンに到達した名シーン、タラちゃんの爆殺も注目所。
人生、自由、そして復讐の追求。
マンディンゴ、ダルタニャン、奴隷虐待。黒人差別の痛々しさを真正面からとらえ、逆にラストシーンでカタルシスを与えるタランティーノの手法は見事だ。印象的なテーマ曲から始まり、それに代わるノンストップの暴力が、おぞましいアメリカ社会の万華鏡を垣間見せてくれる。レオナルド・ディカプリオの怪演とクリストフ・ヴァルツの完璧に近い脇役ぶりも本作の魅力だが、復讐と黒人差別を意図的に交錯させ、最後は奴隷を見下した人々を嘲笑するように仕上げたクエンティン・タランティーノの脚本も見事としか言いようがない。
黒人奴隷のヒーロー
2022年9月19日
映画 #ジャンゴ #繋がれざる者 (2012年)鑑賞
#クエンティン・タランティーノ 監督がアメリカ奴隷制度を正面からとりあげ、しかも娯楽作品としても楽しめる作品となっている
#クリストフ・ヴァルツ の好演が光る良作です
また、#サミュエル・L・ジャクソン の悪い役が似合うんだ
シンプルに雄弁に
頭カラッポ推奨ながら映像高濃度、というすなわち最高映画ですね。
血と肉片撒き散らす銃撃戦マジ最高、と思わせてくれる。
説明要らずのタランティーノ映画確かにここに極まる、といった印象受けました。
さて、これ以上があるのか、と無責任な我々は思ってしまうが、如何に。
初めて見て感動した
サム・ペキンパーを進化させた血吹雪が最高に良いと思う。
ストーリーは『マンディンゴ』をリスペクトしている。
全く、ジャンゴではないと僕は感じた。ジャンゴは単に主題歌とKKKを赤い覆面からリスペクトさせている。
勧善懲悪で、予定調和そのものだが、コメディ風で、深刻な話を茶化しているのが気に入った。
しかし、ジャンゴではない。ジャンゴの主題歌はイタリア語のバージョンの方がはるかに良い。その他流れる歌の中に何曲か知っている歌があった。
ジャンゴが強すぎるのと、簡単に勝負に勝ってしまうのが、少し物足りなかった。
娯楽性と芸術性の両輪は黒澤の領域に
「イングロリアス・バスターズ」で、歴史上の出来事よりも作劇の面白さを優先し、見事に形にしたタランティーノが、またやってくれた。
今度は、アメリカ南部の黒歴史に、自由な黒人が存在したらというユニークな発想で、今まで見たことのないストーリーを作り上げてしまった。
さすがタランティーノ。
日本史に置き換えるなら、「沖田総司が実は女だった?」とか、「青い目のサムライがいたら?」みたいなことなのだろうか。
この映画、奇跡の出来栄えである。
あまりに完璧すぎて、ちょっとしたアラが見える部分も「あえてそうしたに違いない」と思えるくらいに出来過ぎだ。
特に、レオナルド・ディカプリオが、興奮してテーブルを叩き、グラスが割れて手を負傷したシーンの緊張感は出色の出来。本当に手を切ってしまったように見える。
クリストフ・ヴァルツの演技も実に素晴らしい。
南北戦争直前のドイツ人があれほどの人道主義を貫けるのかどうかわからないが、彼の存在無しに、この映画に説得力は生まれない。優れた知性と、強い信念、ユーモアと揺らぎない決断力。近年稀に見る完璧なキャラクターだ。
サミュエル・L.ジャクソンのクソ野郎ぶりも突き抜けていて非の打ち所がない。「レオン」のゲイリー・オールドマンに匹敵する悪党キャラと言えるかも。
あえて言うなら人種にかかわらず、悪いヤツは悪いということだ。
観た人のほとんどが嫌いになる小悪党を見事に演じている。
相変わらず、自作に出演したがるタランティーノの遊び心も健在。
音楽も素晴らしい。
お腹いっぱい。楽しめました。
2014.1.17
西部劇ではない
さすがタラちゃん、西部劇を自分の世界に引ずり込んで西部劇にしませんでした。
相変わらず大スターをみっともない死に方させるし、音楽に入れ方は小ばかにしてるし、画面はどぎついし、ただ、PFやIBよりタラ色は低いような気がします。嫌いな人も多いでしょうが天才であることはたしかです。
単なる映写機を担いだ映画少年なのかは「スタートレック」で結論が?
タイトルバックが
彼のオマージュだらけの一環としても
私の大好きな「続・荒野の用心棒」
の懐かしい音楽だったので、
何故か意味も無く冒頭から期待が高まった。
しかし、残念だったのは彼の中期の作品
「キル・ビル」「イングロリアス…」同様、
上手さが導入部で終わってしまい、
後は後味の悪い暴力と大殺戮シーンを
待つだけになってしまったことだ。
さて、「イングロリアス…」では、
映画館主がドイツ大佐に復讐を遂げない
という首尾一貫しないストーリー展開に
彼の安易な脚本を否定せざるを得なかった
が、流石にアカデミー脚本賞を得たこの作品
では、序盤の伏線通りに
ジャンゴは妻を救出はしてくれた。
しかし、そのための屋敷での大殺戮の後に、
彼が捕らわれてからの妻の救出劇までは
余りに御都合主義過ぎて、
これで本当にアカデミー脚本賞?
と首をかしげざるを得ない
不自然極まりない強引さだ。
よほど対抗馬が無かった、受賞には
幸いな年だったのかなと想像してしまった。
また、「キル・ビル」
「イングロリアス・バスターズ」
もそうだったが、無駄に長かったり、
不要なエピソード多過で、冗長過ぎる。
黒人奴隷問題について、
ディカプリオ演じる荘園農主の狂気が、
当時の普遍的な人物像との匂わしで
充分なのだが、必要以上の殺戮シーンが、
逆にこの作品の社会的意義を喪失させている
ように思える。
他にも、白人に寄り添う黒人老執事の登場も
他の映画作品でも頻繁に描かれる人物像で、
何ら目新しい訳でも無い。
彼にとっては奴隷問題も単なる映画を
盛り上げる一要素に過ぎないのだろうか。
ところで、
「イングロリアス…」ではブラピ、
この「ジャンゴ…」ではディカプリオ、
だから「ワンス…」ではステップアップして
二人の共演なのか、と
これも意味も無く妙に納得していた。
タランティーノはこの作品でも、
まだまだ撮影機を担いだ映画少年レベル
だが、その後、映画作家として、
それなりの成熟があって、
彼の魂の叫びが聞こえたかに感じた
「ワンス…」が生まれたと信じたい。
それが本当かどうかは、
噂される彼の最後の作品「スタートレック」で、
その答えを聞くことにはなりそうだ。
かなり心配ではあるが。
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