そして父になるのレビュー・感想・評価
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良かった
全体としては、予想通りの出来(良かった)。でも電気屋、前橋(群馬)の人なのになぜ関西弁?カニをしつこくほじっくたり、やたらと金に執着するところとか。東京に住む関西人として不愉快極まりない。なぜいまだにこういう描写が平気でなされるのか。ほかの地域の人間に対し、こういうのってしないでしょ。あと、物語の後半、引き取った琉星と父、福山がピストルごっごに急に仲間入りしたり、ベランダから家族で釣りごっこしたり。。。無いでしょう。それまで子供と遊ぶことに興味示さない父親が急に、ってのは。ほのぼのとさせてテントの中での琉星の言葉にストンとさせる演出なんだろうけど、見ててしらけた。ラスト、結局元のさやに納まることを思わせる。でも何年か後、また「やっぱり」って、父、福山は思うことになるだろう。人間根本的には変われない。
最後が惜しかった…
ストーリーは違う子供でも、我が子のように育て本当の家族みたいな仲を作り上げていくリアルな話。
そこまでは良かったのだが最後の福山雅治が強引に見えたところが非常に残念!
結局子供は納得していないはず
邦画ナメテマシタ
邦画を見くびっていました。素晴らしい作品です!
まず、冒頭の家族のシークエンス。幸せそうに見えるのに、なぜか裏を感じる巧みなカメラワーク(主にドリーやレールを使った撮影)に感動です。「これは一味違うぞ」と思わせるスタートでした。
光と影の使い方が、また効果的。登場人物の心情をセリフではなく、映像でしっかりと伝えています。
普通は映画に入り込ませるために音楽を派手に使いますが、それを最小限に抑えることで生み出される独特の世界観も好きです。
俳優たちの演技は、演技とは思えないほど自然。とんでもないリアリティがそこに表れています。
全く相異なる2つの家族。血か、時間か。邦画を見くびっていました。
配役が少し残念。
テーマは重いですね、赤ちゃん取り違え事件は世界中で実際に起きていますから。
この作品は、もし日本で起こったら、こんな感じになるだろう的なストーリーで淡々と進んでいきますが、飽きずに観られます。
ただ、私個人の意見としてですが、福山じゃなきゃダメだったのかな〜と。
一番重要な役だったので、もっと上手い役者さんなら泣けたかもしれません(笑)。
電気屋夫婦はすごく良かったからなおさら。
親子という特別な関係
血の繋がりのことなのか、家族として過ごした時間のことなのか、父親とは何なのか考えさせられる。
私は今年で21歳になるがもしも父親と血の繋がりが無いと分かったらと考えてみる。父親は僕にとって何になってしまうのだろう。
少なくとも今までの父親とは変わってしまう。大切な人なのは間違えない。親友とのそれとは違う、恋人のそれではない、今までの人生で私を導いてくれた恩師とも違うだろう。全く想定していなかった、異質な存在が私の世界に現れる。関係が変わってしまった父親のことを考えると、この人は何なのだろうと、受け入れられない。ただ大切なその人が家族という最も近い所から遠ざかってしまうのがつらい、お父さんと呼べないのがつらい、みじんでもよそよそしさが生まれるのがたまらなく耐えられない。
普段考えることが無い、「父親とは何か」という深い問いを絶妙な形で投げかけてくれたこの映画は素晴らしい。
人間愛ほど人を満たすものはないのだというメッセージも私の心を打った。またちょっと軌道修正。
愛のかたち
新社会人となり、田舎から東京に出て働き出した者です。
ギスギスする世の中、序盤で福山は言う。「優し過ぎると生きていけないよ。今の世の中。」競争社会を強く生きて欲しいと思うあまり息子には人間的な愛が届いていなかった。
理性だけでも生きていけない。負けてもいい、きちんとしてなくてもいい、それも強さだと改めて気付かされました。
家族のあり方、そして合理主義に走る現代社会のあり方を考えさせられる作品です。
"父"の在り方をゆっくり問われた…。
事前の評判がどうでもなるほど、とにかくもう"良い映画"だった。自分が見たいってずっと願った"日本映画"もここで見れた。カンヌで賞を取ったことも、大ヒットをしたってことも、それを全く知らなくても、映画を本当に見て欲しい。ただただ最初にそう言いたい。
予告で触れた想像以上に"父"のテーマに踏み込んでて、二つの家の父親に優劣・正解・不正解の、カテゴリーに当てはめないまま、映画は進んでそのまま終わる。どっちが正しくてどっちが違うか、そんなレベルの話じゃないことを、是枝監督は伝え続ける。見てるこっちはその最中、それか見終わったその後に、"父って何?"が離れない…。美化もしないで寄り添わず。だけど離れすぎたりしない。第三者の視点であるから、目に映るフィクションの世界が、フィクションの世界でいられない…。目から演技をそらすことも実は何度かあったほどです…。
福山さんを始めとする役者陣も素晴らしく、BGMもでしゃばらずでじっくり最後まで集中できた。しかも"写真"を見つめる福山さんに、スッと涙が流れてしまった…。
一度と言わず、何度も見たい。素晴らしい"日本映画"でした。
考えさせられる映画
家族とは、親にとって子供とは何かを考えさせられた映画。
子供を取り違えられた夫婦が、苦労しながら、自分の子供と思っていた子と、実の血のつながった子との関係をうめていく話。
考えさせられました。
福山さん演じる父の、子供に対する愛情や接し方、歪んだ考え方が、自分の子供じゃないかもしれないとゆう所から徐々に変わり、自分の生い立ちやおやに対してへも家族の繋がりや、自分を見つめ直していく場面に涙しました。
ただ、実際子持ちの親目線でいくと、あまりにも二人の子達の気持ちが置き去りで、淡々と事を運ぼうとする大人に共感できませんでした。
病院に対しても、助産師に対しても、夫婦間にしても感情抑えられずらぐちゃぐちゃになってしまうでしょうね、私なら。
ひどい
是枝作品独特の長回しと間延び感?考えさせたいのかもしれないけどテンポ遅すぎます。最後の方に義理母とのエピソードが突然入ってきたり急に変わりすぎです。
何よりも最後は元サヤのようだけど子供の気持ちをなんだと思ってる。こうかんしてやっぱり元に、なんて本当に最低ですよ。
犬や猫じゃないんだから。
結末がよくわからないまま見てたけど
どんなふうに進んでどんなふうに終わるんだろうってずっと観てたけど、結末はあーやっぱりそうなんだーって。それはそうだよねって思った。
血の繋がりとかは1つの考えっていうか、思い込みってゆうかそういうもので、でもいちばん大事なのは誰といたいとかどうしたいとか、そういうものなんだろうなって。
福山さんの役も、最初はすごく冷たくてなんだこの人って思ったけど最後はがんばってて、なんか応援したくなった。
そして父として考えさせられた
育てた子供か? 血のつながった子供か?
どちらを選ぶのかっていうことよりも、父親とは何なのか?っていうことを、2児の父として考えさせられた。
後半の部屋の中でのキャンプとラストの育てた子供とのやりとりがたまらなくせつない。
腹を痛めていない分、子供との距離感が母親よりも遠いと感じていたものが、徐々にその距離感を縮めていくその過程に泣けた!
まさにタイトル通り。
福山の演技が最初から最後にかけて変化していく様に惚れた。
そしてその福山に影響を与えたリリーフランキーにも好感が持てた。
もしこれを読んでるあなたが父親ならぜひ見てほしい。
『そして父になる』
もう泣いちゃうね。子供に教えられ子供に育てられて父親やってる俺には刺さっては響く映画でした。
全体的には真木ようこ、調べたら流石の無名塾で納得した。
尾野真千子の電車の中のシーン、朝ご飯食べよっかのセリフ、母親と嫁の強さと優しさがどこまでも沁みた。名作だ。
「なる」んですよね。
いい映画でした。
原作との違い等で話題に上がったりしまいたが、映画観て、もともと原作というものはなかったのでは?と思いました。
あくまで参考文献にしたまでという事。
原作と言われる「ねじれた絆」は、事実をドキュメンタリーしたもの。
それを参考に作っていますが、それは映画を作るにベース・背景にするにあたってであって、この作品は「取り違え」をテーマにしたものではなく、「父親」というものがどういうものなのかをテーマにしたものではないでしょうか。
母親と違い、痛い思いをしないで「親」になる父親。
しかし、本当の意味で父親になるということを、普通なら考えないのを、「取り違え」られた事によって、つきつけられた父親の話だと感じました。
福山雅治さん、いいですね!
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