劇場公開日 2013年9月28日

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「生物学的親子ではない」そして父になる aceさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0生物学的親子ではない

2013年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

「親と子の関係はいくつになっても変わらない」という。関係は変わらないとしても、親からみた子と子からみた親は、とくに子からみた親は変化するだろう。「兄弟(姉妹)は他人のはじまり」という。これも上からみた下と下からみた上は違うだろう。兄弟(姉妹)はいればウザイがいないよりはいた方がいいかもしれない。斉木琉晴は3人兄弟(弟妹)で奔放に育った。それが、高級マンションの中で厳格なうえに一緒に遊んでくれない父と、まだ琉晴との生活に慣れない母と暮らすのはキツイ。野々宮慶多は兄弟(弟妹)がいるだけ気がまぎれるのではないだろうか。実の親と育ての親がいるというのは特異なことではない。ふたつの家族がこれからも幸せな交流をしていくことはできないのだろうか。

ace