「血を取るか、思い出を取るか」そして父になる ランニングマンさんの映画レビュー(感想・評価)
血を取るか、思い出を取るか
取り違えられた子どもを元に展開が進む。
福山はより優秀な子どもになってほしいから血を選ぶが、リリフランキーは子どもとの時間を愛し、よき父親として描かれている。
しかし、本当に福山はダメな父親だったのだろうか。
たしかに、優生思想は問題があるが、仕事も頑張りながら家族を幸せにしたいという志しがあったことは間違えない。
また、自分の過ちに気づいた時は、すぐに謝罪へと足を向けている。
わたしは、ある意味柔軟な父親だと思った。
血縁関係の重要性、子どもとの接し方、過ちへの対応など考えさせられる内容である。
まだ私は父親ではないが、将来見返したい作品であった。
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