「最後のエンドロールへ続くカットは好み」そして父になる Nakashinさんの映画レビュー(感想・評価)
最後のエンドロールへ続くカットは好み
建設一流企業のエリートサラリーマンは都内の高級マンションに息子と妻の3人暮らし。
病院からの知らせで小学高入学を控えた息子が赤ちゃん取り違えが起きていたことを知らされる。血のつながった息子は下町の電気店で、夫婦と子供2人と5人暮らし。
お互いの家庭で息子を血のつながりの家庭に戻そうとし、互いの家庭環境の違いからすぐに融和できないが、それぞれに葛藤を抱えながら、成長していく。
一番変化があったのは、主人公のサラリーマン。父としての在り方を見つめなおし、子供との時間を増やしていく。
是枝監督の瑞々しい描写、リズムのいいカットで自然な流れるような展開でとてもみやすい。最後のワンカットで次第に引いていき、エンドロールが流れる展開は好み。
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