「90年代設定なら多少納得できた気がする」カノジョは嘘を愛しすぎてる nick2014さんの映画レビュー(感想・評価)
90年代設定なら多少納得できた気がする
大原櫻子さんの歌声の素晴らしさに比べて大人気のはずのCRUDE PLAYの楽曲・歌唱レベルが数段落ちるせいでしょっぱなからガクッと来てしまう。今どきあんななんちゃってV系歌唱と無個性JPOPで大人気とか言われても説得力がない。大原さんの演技は素人くささが逆に「音楽業界に翻弄されるリコっぽさ」が出ていて良かったんだけど他の役者さんの演技が本当に「台本を読んでいるだけ」といったかんじで全然この映画に入り込めない。高樹と篠原心也のコントの様な演技が特に酷い。原作の気取ったモノローグ&セリフオンパレードを実写でやったらこうなるのは目に見えているんだからもっとなんとかならなかったんだろうか。あとデビューライブの曲を最後まで歌わせないで途中でぶった切るのもイマイチ。長編漫画(しかも未完結)の映画化ゆえというかストーリーも中途半端。てか路上ライブであの広い通りで輪になって演奏なんて普通するか?そして高樹はあんな中途半端ところでタクシー降りて橋を延々と歩いていくつもりだったの?アキの鼻歌響き渡りすぎだろ(リコの耳がいいって設定?笑)とか長さ的にシールド絶対エレベーターの扉挟まってんだろとかいろいろ雑。
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