コッホ先生と僕らの革命

劇場公開日:

コッホ先生と僕らの革命

解説

ドイツサッカー界の父と言われるコンラート・コッホの実話を映画化したヒューマンドラマ。第1次大戦前、反英感情の高まる帝国主義ドイツに、初の英語教師としてイギリスからコンラート・コッホが赴任してくる。コッホは、イギリスや英語に対する偏見を植えつけられていた生徒たちの心を開かせるため、授業にサッカーを取り入れるが、イギリス発祥のサッカーは反社会的なスポーツだと非難される。しかし、子どもたちは次第にサッカーの虜になっていき、抑圧されていた自立心を取り戻していく。コッホ役に「グッバイ、レーニン」「ベルリン、僕らの革命」のダニエル・ブリュール。

2011年製作/114分/G/ドイツ
原題:Der ganz große Traum
配給:ギャガ
劇場公開日:2012年9月15日

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(C)2011 DEUTSCHFILM / CUCKOO CLOCK ENTERTAINMENT / SENATOR FILM PRODUKTION

映画レビュー

3.5サッカー超大国の黎明期

2023年11月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

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あっさり醤油ラーメンが好き

4.5【”フェアプレーの精神”帝政ドイツにあった名門校に赴いた若き英語教師コンラート・コッホがサッカーの真なる意義を生徒に伝える姿に泪する作品。サッカーとは貧富、国を超えるスポーツなのである。】

2023年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

ー ご存じの通り現代サッカー界でドイツは世界最強国の一つである。だが、私は今作を鑑賞するまでは、その根底を築いた人物を知らなかった・・。-

■「ドイツ・サッカーの父」と呼ばれる実在人物が主人公だそうである。全く知らず・・。
 イギリス発祥のサッカー(フット・ボール)が、反英感情の高まるドイツで受け入れられていく過程は、サッカー好きには堪らない作品である。

■1874年、帝政ドイツにある名門校に若き英語教師コンラート・コッホ(ダニエル・ブリュール)が赴任。
 学園の封建的風土や生徒らの偏見・差別意識に直面した彼は、授業にサッカーを取り入れる。
 一部を除いて、生徒らは夢中になり、フェアプレー精神を学んでいくが、教師らはコッホを危険視していく。

◆感想

■今作でキーになる生徒は二人いる。
 一人は、級長で学園を支えているリヒャルト・ハートゥングである。彼は父の威光を笠にして弱きプロレタリアートであるヨストを苛めている。

 もう一人は、ヨストである。苛めに会いながらも、コンラート・コッホが導入した”フット・ボール”の授業で、その才能を開花させていくのである。

・今作が物凄く心に響くのは、リヒャルト・ハートゥングが苛めをしつつ、自分が恋心を抱いた女中との関係性である。
ー 彼女は、ハートゥングの父により馘首されるが、それによりリヒャルト・ハートゥングは旧ドイツの身分制に疑問を抱いて行くのである。ー

・小柄なヨストとその母親の存在は、この作品には欠かせない。苛められていたヨストのドリブルテクニックとシュートテクニックは、大袈裟に言えばメッシである。

・そして、コンラート・コッホの自由なる精神性を受け入れた生徒たちが学校外でサッカーを楽しむシーン。
ー サッカーが貧富の差が無いスポーツである事を、示している。実際にブラジルでは貧困そうから成り上がった名選手多数である。-

<今作は、個人的な感想であるが物凄く心に沁みた作品である。
 苛められて居たヨストからのセンタリングを苛めていたリヒャルト・ハートゥングがヘッドで決めたシーンなどは涙が溢れました。
 今作の様な作品があるからこそ、映画鑑賞は止められないのである。>

■追記
 ドイツを舞台にした映画は、矢張りドイツ語で観たいよね。
 ダニエル・ブリュールはそういう意味でも貴重な俳優だと思います。

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NOBU

3.5サッカーでも野球でも

2023年5月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

萌える

ドイツのサッカーの始祖、
コッホ先生の話なので、
様々な国でサッカーの始祖の話で
他にも映画作れそうな気がする。

日本でいうと、Wikipediaに拠れば
1902年に、中村覚之助という人が、
現在の筑波大学で始めた、らしい。
ここにもドラマあったんだろうな。

ちなみに野球に関して言うと、
1871年に伝わったそうで、
1911年には「野球害毒論」
なるものが新聞に掲載されたとの事😱
なんか、今作に通ずるものがありますね。

コッホ先生、どこかで見覚えあったが、
「ラッシュ プライドと友情」の
ニキラウダだったかー❗️
すっかり忘れてた‼️

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クリストフ

4.0言葉を乗り越えたサッカーの力⚽

2023年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ドイツにサッカーを広めた英語教師のお話。

日本と同じような社会情勢の中、
異文化を広めるのは大変だったと思う。
しかし、スポーツを通して人々の気持ちが寛容になっていく。

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April
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