劇場公開日 2013年8月10日

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少年Hのレビュー・感想・評価

全46件中、1~20件目を表示

3.0WOWOWで視聴

2022年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

空気を読めないクソガキが我がままに成長していく映画

終戦になり学友に「戦争終わって良かったー」と言って殴られる描写があったけど、戦争を語らない人が多いのはこういうことだと思った、周りの環境を汲まない発言は地雷を踏む。
少年Hとは何を表現したかったのか?他の方のレビューにもあるけど子育てについて表現したかったんだと思いたい。

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おぅぷぅん

4.0水谷豊さん、上手い。父も一人の弱い人間なのです。

2020年12月20日
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Mariko

4.0もっとしなやかに、もっとしたたかに。

2020年7月29日
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鑑賞方法:映画館

舞台美術家の妹尾河童さんが自分の少年時代を描き、300万部という大ヒットとなった小説の映画化です。

妹尾さんを演じる吉岡少年が、真に素晴らしい演技を見せて、お見事の一言です。
お父さん役の水谷豊の大阪弁はヘンな上に自信なさげですが、この点を除けば、なかなか良い演技でした。

お父さんは、自由主義・博愛主義を愛しながらも、柳のようにしなやかにわが子を育てています。

一方、お母さんがゴリゴリのキリスト教信者。
この人一人では殉教しかねないぐらいのコチコチ頭に固まっています。
しかしその毒を、しなやかなお父さんが解毒する、そういう家族関係の中で少年Hは育ったのでした。

「正しいと思うことは正しいと思う」と、うかつにも言ってしまう少年H。
その少年Hの目に第二次世界大戦はどう映ったか、という、あたかもレンズを二枚重ねで描いたような構図によって、この作品は成功したのでしょう。

しかしその代償として、妹尾さんは、実は片耳の聴力を失っています。

映画の中でも妹尾少年はさんざんに殴られるシーンが描かれていますが、 耳が聞こえなくなったとまでは一言も触れられていません。

しかし事実はかくの如し。

信念を貫くことは、なんと辛いことなんだと、今だから言えるのかも知れません。

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お水汲み当番

4.0戦争が、いま日常に入ってきたら

2020年7月6日
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コロナからじわりと戦争に流れていかないよう、非常に気になっているので、いま観れてよかった。

私たち庶民の暮らしに、戦争が入ってきた様子がリアリティをもって描かれています。

自由に発言できないムードや、体制と違う考えを持っていると勝手に周囲から偏見を持たれたり、わずかなことが引き金でスパイ扱いや拷問にかけられるなど。
子供から大人まで、戦争はその人の人間性をあらわにする怖さがある。最悪な部分をさらけ出していき、中身が空っぽのヤツがここぞとばかりに威張り、のさばる。
原田泰造さん演じる上官(先生)がそれです。

そんな中、主人公の少年はおかしいことはおかしい、と言える真っ直ぐさを持っています。自分の目で見て自分の頭で考える態度を持っている。
でもそれが目をつけられる点でもある。
お父さんだけは人間性を失うまいと、息子の疑問にもちゃんと説明をしてくれるような、町のテイラーですが、物静かな職人、知性のある人物。水谷豊さんの好演が光っています。
世の中や近所がどんどん軍国主義に流されて染まっていく中、この父が精神的な拠り所、息子はなんとか怒りを抑え、ギリギリ枠に収まっている。

お父さん、家族を危険にさらさないよう、警戒します。いまの香港のデモを見ていると、これは現代でも全く変わらない。お腹の底がゾワっとするような不安感。
日本だって、いまも油断したら、いつ戦争に巻き込まれるかわからない。
庶民はいつも世界の情勢に疎い。
まじめに生きていればまさか自分の生活がなくなるなんて、想像すらできません。それが平和ということ。

でもコロナウィルスは戦争リスクも高めたと思います。すでに第一次世界大戦の死者数を超えてしまいました。スペイン風邪の頃と状況が似てきました。

格差や経済悪化に加え、差別や偏見の高まりは今アメリカでもまさに。世の中の累積不満が、第二次世界大戦への導線になっていきましたが、またそこに流れていかぬよう、いつだって庶民が気をつけなくては。

映画でも終戦になったからと一気に幸せは回復しません。
次にやってくる混沌。
大事な物も人もたくさん失っており、ころっと変わった大人や自信喪失した父に唖然とする主人公。
息子の真摯さに何も言えない父。
父子の対峙。一番心に響きました。

主人公の叫び「結局、戦争って、なんだったんだ!?」終わってみると、そのあまりの無意味さに、茫然とするしかない。戦争終わってからの方が、精神を壊しかねない。

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xmasrose3105

4.0【第二次世界大戦時、先進的な家で育った少年”H"が目で見て、体験した事を描き出す。降旗監督と古沢良太の脚本が描き出す静かな、しかし強烈な反戦映画である。】

2020年1月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

 少年”H”:妹尾肇(吉岡竜輝)が育った家庭は、腕の良い仕立て屋盛夫(水谷豊)と、普段は厳しいが根は優しい妻敏子(伊東蘭)と好子(花田優里音)の4人家族。
 父母の思想は、当時としては先進的で、家族で教会に通っている。

 そのことが、日本の配色が濃厚になりつつあるとき、妹尾家が(当時の愚かな)国家の締め付けの対象となってしまうのだが・・。

 日米開戦後、”H"の近所のうどん屋の兄ちゃん(小栗旬)が”アカ”という理由で逮捕。
 元女形の綺麗な”オトコ姉ちゃん”も出征するが、戦地に赴く前に行方不明になる。憲兵が探す中、”H"少年は変わり果てた”オトコ姉ちゃん”を見つけてしまう・・。

 学校で”スパイ”と揶揄われる少年”H"。
 父、盛夫はスパイ容疑で連行され、一晩厳しい”尋問”を受ける。

 <こういう場面を何度も映画で観たが、旧日本軍の”特高”と言われた人々の虎の威を借る姿は、本当に唾棄すべきモノである。時代がそうであったのは充分理解はしている積りだが、人間の悪性を突きつけられるようで、観ていて辛い:今作では原田泰三が演じる田森教官の戦時と戦後の姿が印象的であった。>

 1945年3月、日本の敗色が濃厚になる中、少年”H"の住む神戸に焼夷弾が降り注ぐ。(この場面での焼夷弾のリアルな映像は今でも覚えている・・)

 終戦後、無力感に襲われる少年”H"はある行為を行なおうとするが、前を向き生きていく事を決意する・・。

<降旗監督と古沢良太の脚本が少しだけ、アンマッチだったかなと思いながら劇場を後にした作品>

<2013年8月12日 劇場にて鑑賞>

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NOBU

1.5国債

2019年12月3日
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前半部分は人が生きていたが、後半はうってかわってチープな描写が目立つ。
特に子供達の演技は壊滅的で、水谷豊の好演が吹き飛んだ。
映画らしい意匠が全く見られない。

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たろっぺ

3.0太平洋戦争下という時代に翻弄されながらも、勇気や信念を貫いて生きた...

2019年9月8日
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鑑賞方法:映画館

太平洋戦争下という時代に翻弄されながらも、勇気や信念を貫いて生きた家族の激動の20年間を描き、実生活でも夫婦の水谷豊と伊藤蘭が夫婦役で映画初共演を果たした。

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てかる

4.0軍艦を描いただけでもやばい時代。

2019年7月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 商売上、外国人とも交流があった父(水谷)やクリスチャンの母(伊藤)のもとで育った少年はじめは皆とは考え方も違っていた。軍国主義に染まらず、時にはスパイ、非国民と指さされても自分の信念をまげない強い少年H。

 向かいのうどん屋の兄ちゃん(小栗旬)が「男同士の秘密だぞ」と言ってアメリカのレコードを聴かせてくれたりして優しい面を見せてくれたが、スパイ容疑のために警察に捕まってしまう。また、女形として俳優としても成功しそうなオトコ姉ちゃん(早乙女太一)は母親の面倒をみる為に映写技師として働いていたが、ある日召集令状が届く・・・

 そんな近所の優しい人たちも戦時下で不幸に見舞われる中、少年Hにも受難の日が訪れる。教会のステイプルス先生が故郷のニューヨークに帰り、エンパイア・ステイト・ビルの絵葉書を送ってきたのだが、それを自慢気に見せたことで学校の机にスパイなどと落書きされた。そして、外国人とも接してきた父が特高警察に捕まって酷い仕打ちを受けたこと。軍国主義の中で非国民扱いされても、たくましく生きていこうとする家族の姿があった。

 ストーリー的には少年の成長物語といった雰囲気があり、ダイナミクスを感じないが、戦前、戦中の国民の感情が伝わってくる。戦後は、どちらかというと生きていこうとする家族に励まされた父親の成長物語だったかもしれない。

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kossy

4.0子供の目線から見た戦争。

2019年7月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

泣ける

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しゅうへい

3.5戦争の怖さ、理不尽さを少年の真っ直ぐな視線で描いている。ただそんな...

2019年5月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦争の怖さ、理不尽さを少年の真っ直ぐな視線で描いている。ただそんな時代の中でも辛さだけでない微笑ましい日常が垣間見られ、それが心に優しく響いてきた。

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tsumumiki

3.570点

2018年8月29日
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やはり水谷豊さんは凄まじい力量だと実感。自ら映画化を打診しここまでのヒットを生み出すのは大変なこと。キャストも小栗旬や佐々木蔵之介などかなり豪華。豪華なだけで終わらずしっかりと演技が付いてくる。個性的な演技がありつつ、戦争という人類が忘れてはいけないものをしっかりと映し出している。水谷豊演じる不細工なでも頑張る父親の姿には胸を打たれた。いい作品だった。

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ゆたぼん

2.5戦争を挟み、洋服の仕立屋の生活ぶりを描く。 このジャンルは普段見な...

2017年7月1日
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鑑賞方法:映画館

戦争を挟み、洋服の仕立屋の生活ぶりを描く。

このジャンルは普段見ないが、挑戦してみた。

戦争の前後で、教官の言うことが180度変わる世の中になってしまうのがあからさますぎる。でも分かりやすい。

泣く映画だと思うが、全く泣けなかった。

全てのレビュー

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キッスィ

4.0出来過ぎの両親

2016年10月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

戦争中も戦後も出来過ぎの両親。いい人たちすぎる。そんな両親のもとで育った少年Hの成長物語なのか?

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poco

3.0ん。

2016年9月11日
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上がりもせず下りもせず。けど、けしてつまらなかったわけでもなく

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Keita

4.0実際にも夫婦だったんですね

2015年5月17日
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ジョニーデブ

3.0THE 普通

2015年3月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

・戦後の生きることの必死さを描いた作品。
・ただこの部類は散々観てきたような気がするため、あまり印象に残らなかった。
・ただ、マイナス要素もあんま感じなかった。見てて退屈ではない不思議な作品であった。

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ジャーン

2.5ひたむきに生きるという事

2015年1月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

悲しい

怖い

映画評価:50点

第二次世界大戦の真っ只中、当時の中学生が感じた葛藤と悩み、更にそういう激動な瞬間だからこそ宗教を信じ、好奇心を震わせる。

何より信仰まで制限される時代
好きな事を好きとは言えず
今とは全く違う日本がそこにはある。

何かはっきりしない矛盾がそこにはあって、でもそれが何だか分からなくて。

まだ純粋な中学生の眼だからこそ、一緒に体感出来たのかもしれない。

あの時代は間違いであったのだと訴える原作者の気持ちが感じられた作品でした!

【2015.1.17鑑賞】

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まぁと@名作探検家

3.0説教臭い教科書みたい

2014年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

単純

総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 戦争の時代を背景にして、倫理や歴史の教科書のようなありがちなわかりやすくて厳しくない綺麗な小話があらちこちらに散りばめられている。平等・差別・民族・宗教・自由・平和・言論統制と、それはいいことを言っているし正しいが、どうにもそれが典型的過ぎるし説教臭いしわざとらしい。映画としては出来事の一つ一つがあまりに説明的過ぎて、観ていて不自然だし楽しめない。もうそんなことわかっているしここでわざわざ強調しなくていいよ。もっと普通に映画を楽しませてほしい。いちいち台詞で父親が諭し説明するのではなく、伝えたいことをしっかりと描いて、あとは視聴者に感じさせ考えさせてほしい。「シンドラーのリスト」は、ユダヤ人への差別や虐殺はいけないよなんて台詞での講義はなかったけど、それでも言いたいことはよく伝わっていたさ。

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Cape God

4.0観て良かった・・素直にそう思う。

2014年10月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

難しい

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tomo55

3.5人って

2014年9月3日
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悲しい

人って集団になると本当くだらないなあ。
でも一昔前の人々って、良くも悪くもブレない意思を持ってたり、国の将来の担い手であることを自覚していたりして、ゆとりど真ん中の私は素直に尊敬する。

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えみ