ナイトピープル

劇場公開日:

ナイトピープル

解説

直木賞作家・逢坂剛の短編小説「都会の野獣」(文春文庫「情状鑑定人」所収)を、「棚の隅」「休暇」の門井肇監督が映画化。強奪された大金をめぐり、死んだ恋人の影を引きずる男と、謎めいた美女、神出鬼没の刑事が繰り広げる心理戦を描いたクライムサスペンス。ワインバー「Night People」のマスター・木村信治は、店にやってきた知的な美女で、かつての恋人に似た杉野萌子を雇う。常連客にもすぐに打ち解けていく萌子に、信治は次第にひかれていくが、ある日、曾根と名乗る刑事が店を訪れ、萌子は大物議員から2億円を強奪した前科者であり、その2億円がいまだに発見されていないことを告げる。困惑した信治だったが、「曾根に酷い目にあわされている」という萌子の言葉を信じ、曾根の追跡から萌子を守ろうとするが……。

2012年製作/90分/PG12/日本
配給:太秦
劇場公開日:2013年1月26日

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(C)「ナイトピープル」製作委員会

映画レビュー

2.5題材はいいのに傑作になれないジャパニーズ・ノワール

2019年10月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

バーを営む男。 雇って欲しいと現れた一人の美女。自殺した元恋人そっくり。 女の正体は…? その女はある事件の犯人だと近付く刑事。 男女2人組による大物議員の2億円強奪事件。やくざが血眼になって金と犯人の行方を追う…。 それぞれの思惑が交錯。 最後に笑うのは…? 大金を掴むのは…? 謎の美女に翻弄されるファム・ファタール。 騙し騙されのコン・ゲーム。 裏社会のフィルム・ノワール。 邦画ではなかなか定着しないこれらのジャンルだが、 話はそれなりに飽きはせず、美男美女の危険な恋やジョニー・トー作品の路線を狙ったという銃撃戦(白昼堂々のなかなかの迫力)などを織り込み、小品だが邦画の同ジャンルでも頑張った方である。 しかしやはり、後一歩惜しい。 話は悪くないが、もっと痛快なくらいの騙し騙されが欲しかった。中盤からは逃避行アクションに。 ムードやスリリングさ、セクシーな魅力にも欠ける。 佐藤江梨子、北村一輝らは奮闘しているものの、時々サトエリの演技が拙い。 題材はいいのに傑作になれないジャパニーズ・ノワール。

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近大

2.0後半のぐだつき

2019年5月30日
Androidアプリから投稿
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カミムラ

4.0駆け引き裏切り諜報線に銃火器に

2016年5月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

サスペンスやミステリーとしても壊滅的に酷いわけでもないし、作品の中でリアルとフィクションのバランスが良くて、こんな事あるわけ無いだろうとか気にならなかった。 最初から最後まで駆け引きや諜報戦のようなのがあり、銃火器もハンドガン以外にアサルトライフルやショットガンなども個人的に好きだわ。そして北村一輝に佐藤江梨子に主要キャストも華があるしそれなりにキャリアに裏打ちされてるものがあって、下手な芝居とは思わなかったですね。

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読書&映画オタク

2.0さすがは哲太さん。どんな映画に出ても役者人ですね。

2013年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

難しい

youtubeにアップされた公式予告編動画に流れた 「現金強奪事件」というワード。 佐藤江梨子の「あいつを殺して。お金は二人のもの。わたしは、あなたのものだよ」 若村麻由美のショットガンのガッシャーン!(リロード音) 「予測不能の心理戦×銃撃戦」というコピー。 トドメはサトエリと北村一輝のチュウ。 に釣られて映画館に足を運んだわけですが、まさしく「釣られ」てしまったようです。 最初の方こそ、展開が早くてカットもきれいなバイオレンスサスペンスに仕立てられててハラハラするわけですが、話が進むにつれてリアリティを損ないまくってグダグダに。 ネタバレになるので詳しくは書きません。けど、商店街にアサルトライフル持ち込むとか、唐突過ぎて目を白黒させてしまいます。 確かにコピーでは「銃撃戦」とあるものの、まさかのアサルトライフが登場。M4カービン。(せめてAKにしとけよ)とか思ってしまいました。 まぁ、この辺に入ってくると、ため息じゃなくて苦笑い転じて失笑もどきの爆笑に入ってくるわけですが。レイトショーでシアター独占状態だったので、思う存分笑いながら鑑賞してました。 こうなってしまった要因は、「銃撃戦」と並んでコピーに使われた「心理戦」という言葉の扱い方ではないかと。 映画における心理戦というのは、観客だけが全部知っててキャストは断片的な情報に事実が明らかでないままストーリーテリングされるから成立するもの。 なんか知らんけど少しずつ明らかにされたネタはキャストの共通認識になってしまった場合、ヘタこいたら観客だけが置いてきぼりで「話のスジ読めないよ、バカ!」ってことに。 あと少ーしググってみたら、どうやらオール山梨ロケだったようで。 道理で無理やり感のあるシーンでの銃撃戦だったな、と。ペンションホテルの裏山とか、ちょっとさびれた商店街とか、アクションの見せ場としてはイマイチだなーって思ってたから、ナルホド、と。 たぶん、山梨の人たちには馴染みのある風景で、当地のシアターでは拍手喝采なんでしょう。 ところが残り46都道府県の人たちからするとピンとこないわけで。ご当地映画がブームらしいのだけど、こういう撮り方ってどうなのかな。 まじめに思い詰めたら、「こんな感じに収まらなくね? 衆人環視下で発砲してるし、人死んでるし、どうにも2億円強奪事件の臭いプンプンだし」ってな具合で違和感ありまくり。 ただまぁ、杉本哲太さん一人、最後まで役者してたので、ココは見どころと言えば言えなくもないかも。さすがは哲太さん。どんな映画に出ても役者人ですね。 というわけで評価。 キャスティング:7(サトエリと北村一輝さんが出てるから) ストーリー:3(バイオレンスサスペンスからドタバタに転じていく展開がツラい) 映像:4(可もなく不可もなく。ちょっと地味) お色気:3(サトエリと一輝さんのベロチューだけはスケベ) おバカ:8(さんざんに書いてる通り) よって総合21点とさせていただきます。 年イチで映画館に足を運ぶ人にとってはまったくオススメできません。 でもガランとしたシアターを独占して映画鑑賞したいという人には超オススメ。

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永賀だいす樹

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