「仕方ないけどハショリまくり」ハンガー・ゲーム もやしさんの映画レビュー(感想・評価)
仕方ないけどハショリまくり
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原作を読んでから映画を観た者の感想です。
タイトル通り、かなりはしょられてます。
シナやヘイミッチなど、カットニスとピータを支えるスタッフの人間模様はほぼ皆無に近い。
ヘイミッチはまだしも、原作ではかなりの印象を残していたシナはただの脇役になっています。
さらにゲーム中のプレイヤーたちも同様、カットニス以外みんな薄いです。
ルーの見せ場がなさ過ぎて驚きました。
ケイトーたちとの死闘も、信じられないくらいあっけなく終わります。
観終わって一番思ったのは、「原作を読んでいないと意味わからないんじゃない?」ということです。
映画は尺が限られているので大部分を省略するのは当然のことですが、その省略の仕方があまりにも雑に思えました。
これでは単なる娯楽映画となり、さらに娯楽映画だとこれは物足りないと思われても仕方ない感じです。
ただ一つ弁解するならば、レビューにも「ゲーム開始まで長すぎる」という意見が多かったですが、前半のくだりは無いと物語の根底が全く分からなくなるギリギリのラインなので、あれ以上短いと続編は作れないくらい大切なんです。
原作が面白かったので評価は3.5です。続編に期待します。
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