横道世之介のレビュー・感想・評価
全118件中、21~40件目を表示
この映画に出会えて良かった😊
160分の超大作。
途中飽きないかと見ながら心配したがどこ吹く風。
映画は散発的に描かれているが、これが一向に飽きない。
特に引き込まれるエピソードを見せているわけではないが、何故か見続けられる。
バブル初頭の頃が時代背景だ。
まさに私もこの時大学生でした。
あったあったと共感だらけ。
ポーチを持つ男。
シャツをズボンにイン。
ホテルでバイト(私も同じ)
車が日産のレパード、スカイラインのしかもジャパン、走り屋御用達のスターレットKPモデル!
BGMにREBECCAのモノトーンボーイ。
身震いする程の懐かしさとリアリティ。
さて、この映画の勝利は原作、脚本、キャスティングの三拍子が見事にマッチした事に他ならない。
みんないいんだが、やはり吉高由里子さんの金持ちぶらないひたすらに可愛らしいところ。高良健吾さん演じるシンプル過ぎる横道世之介のカップルを嫌味なく演出したことに尽きる。
脇を固める若手(今は中堅として成長)俳優陣も見事だった。
佐津川愛美さん、後に吉高由里子さんとユリゴコロで抜群の共演を果たす。ここでも親友役としてしっかり存在感がある。
映画ってオチを探す事に躍起になるが、この映画にそれはない。無くてもまとまるんだと気付かされる。
心がホントに温まるってこう言う作品であり、作り方としてこれはありなんだな。
所々、??となるところがあるが、これは観終わってからWikiのキャスティング説明読めばしっかりきます。
これでいい。
タイトルから想像を遥かに超えた名作でした。
世之介さーん
過去と現在が対比的に扱われ、どうしても観ている側の過去の記憶も呼び起こされ、センチメンタルな心持ちになってしまう。しかし、どうも後に引く。吉高由里子の存在がこの映画の印象を決定的に引き立てているように思う。過去と現在の振れ方が最も大きく、過去の喪失感と成長の軌跡を最も感じさせる。少女漫画から出てきたような眩いキャラを、嘘くさくなることなく、見事に演じきっているが、唐突に実家に訪ねて行ったり、咄嗟に赤ん坊を助けに行ったり、実は非常に行動的なのは、その後の彼女の選んだ道の伏線になっているように思える。
海の中から浜辺で遊ぶ友達を眺める世之介。杖をつく彼女をおいてけぼりにしかねない世之介。世之介表現にも見所が多い。
じんわりとイイ。
「世之介うぜぇ…」。
ええ、ぼくも最初はそう思いながら観てました。
でも、物語が進んでいくにつれて、
なんなら見終わって時間が経つにつれて、
世之介がとんでもなく愛おしい存在に思えてくるというか。
ああ、この映画(世之介)に出会えて良かった、なんて思っちゃう。
正直 冗長に思えるような本編も、こうなると重要で
気持ちの、記憶の、奥の方まで染み込んでいくのに
必要な時間をかけたってことだと勝手に納得した。
最後に、吉高由里子ってあんまり好きな女優じゃなかったけど
この作品での存在感っていうか説得力は、もう抜群。
ラストの「世之介だいすき!」ってセリフは台本だろうか、アドリブだろうか。
あのセリフがもうほんと切なくって、すげー染みた。
誰にでもいる「世之介」
本編終了後、スタッフロール見て、
「あ~、やっぱりこれ沖田監督か」という感想。
「南極料理人」「キツツキと雨」と作り方似てます。
だから、まったり、してます。
その、まったりさ、がそのまま世之介に被ります。
ずっとまったりしてるから、160分という長尺に不安になったんだが、
時々、昔から今(或いはちょっと前)に戻る時がエッジが効いてて、
その今の人たちの話から、世之介の人物像を作り上げるという、
巧妙な作りになってます。
じゃあ、横道世之介ってそんなにすごい人だったの?、
と言う訳ではなく、ごく普通の大学生。何者でもない。
でも彼のことを語る人たちは、皆笑顔になる。
そのエピソードを見てる、自分も笑顔になる。
何か不思議な映画でした。
(因みに、沖田作品は大体見てて笑顔になります)
こんな感じで、昔のある人を語るのは、
作りが「永遠のゼロ」にも似てるかなとも思ったけど、
世之介を悪く言う人がゼロなので、
ちょっと「偉人化」され過ぎな気もしますが。
話の筋は、1987年の1年間がメインなので、
その時代を知ってる人にはすんなり入ってくると思う。
結構細かい所まで時代背景描写が凝っていて、
突っ込みたくなる「あるある」が多数散りばめられてます。
世之介こと高良健吾、ダサイ感じを頑張ってます。
そして、その場の雰囲気をすべてさらってしまうお嬢様・祥子。
というか、これは祥子じゃなくて吉高由里子そのものかも、
とすら思わせる彼女の存在感は圧倒的。
この吉高さんは、特に昔の祥子は、ダントツにカワイイ。5億点です。
あと沖田映画の特徴として、脇役の変な人多数。
一番はまったのは祥子の屋敷のメイドさん。あれはずるい。
それと、安定の余貴美子。
この映画の人たちが、笑って世之介を想い出す様に、
自分もこの映画を、笑って想い出す映画になりました。
高良が無理。しかもなんか下手。 吉高も全然お嬢様役が合ってないブス...
高良が無理。しかもなんか下手。
吉高も全然お嬢様役が合ってないブスすぎ。
吉高って生気のない目をしてる。目ブス。
話自体は悪くはないけど面白いものでもない。
のんびり好青年の学生時代見てるだけ。
キャストが違えばもうちょい良かったと思うけどこの二人は私的にないな。
沖田と吉田でこれは間違いないと思ってたけど期待しすぎた。
【沖田修一監督と前田司郎 最強タッグが生んだ邦画の傑作】
最高の映画
僕は高校の時にこの映画を見て一番好きな映画になり、横道世之介のようになりたいと思いそれで大学に行きたいと思うようになりました。そして大学に入って2度目に見たのですが、高校の時に見たものとはまたちがう感動を味わいました。
大人になった友人や関わった人に何年も後であいつに会えてよかったと思わせ、思い出した時についクスッとなるそんな世之介の存在がとても羨ましく自分もそうなりたいと思わせてくれました。世之介と仲の良かった人もみんな大人になり学生時代の世之介をそんなやつもいたなと思い出すのはすごく寂しく、そういうものなのかと思わされ、それを乗り越えてみんな大人になっていくのだろうか、と感じさせられました。
映画の中にも所々に笑えるところがあり、吉高由里子の役が愛おしくそのままでいて欲しかったです。高良健吾も素晴らしかった。
映画は時間的にはすごく長いのに本当に短く感じ、もっともっと見たいぐらいでした。世之介のように全員ではなくても人生で出会った何人かにあいつと会えて良かったと思わせる人間になりたいです。やっぱりこの映画は人生で1番いい映画です。
高評価なので期待して見た。残念、私には合わなかった。苦手なんですよ...
得難い友達
いいなぁ
懐かしく恥ずかしく爽やか
全118件中、21~40件目を表示