「小沢と清兄ちゃんも気になる。」横道世之介 kita-kituneさんの映画レビュー(感想・評価)
小沢と清兄ちゃんも気になる。
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予告編で
・主人公はカメラマン(?)
・既に亡くなっている(らしい)
・可愛いお嬢様な彼女がいる(できた)
程度の情報量で鑑賞。
場面設定は1988あたりらしいが、印象としては1985あたりな雰囲気に感じた。
(ファッション等は1988以降と思われるものだが)
地方出身者が上京するとあんな感じか。
普通と言いながら、やや上流の人たちとの交流があったりして、1年目にしては良い滑り出し。
羨ましいぞ、世之介。
隣人の写真家の影響か?写真を始めた世之介に、初めて現像したフィルムは「私が最初に見る女になりたい」と言い、体まで許していた祥子がなぜ世之介と別れることになったのか、興味が湧く。祥子の「現在」が難民との関わりを持つ仕事をしている点で、世之介との長崎での出来事が大いに影響していることは想像でき、別れたとはいえ、祥子の人生にしっかり根付いているのだなと思わせ、感慨深い。
都会の色に染まっていった、世之介と同郷、同期の小沢は、その後どうなったのだろうか・・・
世之介も東京でカメラマンになったことからすると、同じスタンスで仕事をしていたかもしれないが。
長くは感じない(むしろもうちょっと観てみたい気も)が、疲れた時に観ると寝落ちしそう。
実際、上映最後の日に疲れた体で観たとき(4回目)は一部、寝落ちしてしまった。
どうでもいいが、吉高由里子はロボジーの頃よりぽっちゃりしているような・・・
個人的にちょっと残念だったのは雪のシーン。
なんとなくジオラマ的で雪の質感と空気感が雪国の人間から見ると物足りない。
それ以外は良い流れで観ることができた。
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