劇場公開日 2013年5月25日

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「Tシャツ裏っ返しなゴズリング」プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ 宿命 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0Tシャツ裏っ返しなゴズリング

2016年6月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

興奮

オープニングからLOOKの良さが際立って危うい疾走感でブッチギリな物語前半。

あまりにも不器用で頼りなくて幼過ぎる行動を取るR・ゴズリングがまた良い。

黒人の彼を負傷させてしまう場面は「ブルーバレンタイン」で奥さんの上司を殴るシーンを思い出す。

悪事に手を染める方法でしか家族を養えない愚かでどうしようもない男を純粋無垢で演じたR・ゴズリングが愛らしい。

全く共感も出来ないし奥さん家族の迷惑も顧みずで空回りな行動ばかりだが憎めない。

中盤はガラッと印象が異なってR・ゴズリングのスタイリッシュな雰囲気から地味にB・クーパーが主役で登場するが前半に比べると退屈な印象になるのは否めない。

ストーリーはドラマ性が強くなり警官汚職モノになって行くがR・リオッタ登場でギャング映画の雰囲気もありサスペンス風味でつまらない訳でもない。

後半から少年物語ってか互いの息子を中心に描かれD・デハーンの佇まいが若い頃のディカプリオに似ているし彼のお陰で興味を失わずに鑑賞。

R・ゴズリングの前半が刺激と興奮のあるスピーディーな展開でLOOKも最高なさすがは「ブルーバレンタイン」のコンビって雰囲気で前半が傑作になり中盤から後半が良作って感じ!?

万年 東一